17歳で夭折した伝説のロックンローラー、リッチー・バレンスの生涯を描いた音楽伝記映画「ラ・バンバ」を、米ソニー・ピクチャーズとムチョ・マス・メディアがリメイクすることがわかった。
ゴールデングローブ賞にノミネートされたルイス・バルデス監督・脚本の映画「ラ・バンバ」(1987)は、米ロサンゼルスのサンフェルナンド・バレー近郊パコイマでメキシコ系アメリカ人の両親のもとに生まれたバレンスの短い生涯を描いた作品。
音楽に夢中な幼少期を過ごし、15歳でバンドを結成したバレンス(ルー・ダイアモンド・フィリップス)は、その才能に目を付けたデル・ファイ・レコードにスカウトされてデビューし、58年にメキシコ民謡をもとにした楽曲「ラ・バンバ」が大ヒットした。しかし、59年にツアー中の移動で搭乗した飛行機が悪天候で墜落し、同乗していたロックスターのバディ・ホリー、ビッグ・ボッパーとともに死去した。
米バラエティによれば、リメイク版は「モーターサイクル・ダイアリーズ」でアカデミー賞脚色賞にノミネートされたホセ・リベーラが脚本を執筆。オリジナル版のバルデス監督が製作総指揮として参加する。