「哀れなるものたち」のヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンがタッグを組んだ「憐れみの3章」の35ミリフィルムの上映が決定した。日本では唯一、109シネマズプレミアム新宿で9月27日から上映される。
本作は、ランティモス監督のもと、「哀れなるものたち」で2度目のアカデミー賞主演女優賞に輝いたストーンをはじめ、同作に出演したウィレム・デフォー、マーガレット・クアリーが再集結。さらに、ジェシー・プレモンス、ホン・チャウ、ジョー・アルウィン、ママドゥ・アティエ、ハンター・シェイファーといった実力者が顔を揃えた。「籠の中の乙女」「ロブスター」「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」のエフティミス・フィリップが、ランティモス監督とともに共同脚本を手掛けた。
今作でもランティモス監督は、「女王陛下のお気に入り」と「哀れなるものたち」でアカデミー賞にノミネートされた撮影監督のロビー・ライアンと再タッグを組み、独創性あふれる世界をこだわりの手法で撮影。ランティモス監督の映画において「魔法の杖」とも称されるフィルム撮影は、一筋縄ではいかない物語を映し出すにあたり、ビジュアルの質を驚くほど高めてくれたという。フィルム撮影に対して並々ならぬこだわりをもつランティモス監督は、本作を初披露した第77回カンヌ国際映画祭でも、全ての上映を35mmフィルムで行っている。
109シネマズプレミアム新宿では、「憐れみの3章」の35mmフィルム上映に加えて、「哀れなるものたち」「女王陛下のお気に入り」も9月27日から再上映(35ミリフィルムでの上映は「憐れみの3章」のみ)。上映スケジュールなどの詳しい情報は、109シネマズプレミアム新宿の公式サイト(https://109cinemas.net/premiumshinjuku/)で発表される。
また、ホワイトシネクイントでは、9月6日からランティモス監督の過去作「ロブスター」「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」を上映予定。上映スケジュールなどの詳しい情報は、ホワイトシネクイントの公式サイト(https://www.cinequinto.com/white/)で確認できる。