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【サーチライト・ピクチャーズ設立30周年】「リトル・ミス・サンシャイン」「(500)日のサマー」ほか代表作6作の記念上映決定

映画.com 2024年9月7日 12時0分

 1994年の設立以来、上質な作品を送り続けてきた「サーチライト・ピクチャーズ」が、2024年で30周年を迎える。このほど、第37回東京国際映画祭(10月28日~11月6日)にて、「サーチライト・ピクチャーズ」の代表作6作品の記念上映が行われることがわかった。

「サーチライト・ピクチャーズ」は、ハリウッドのメジャースタジオ「20世紀フォックス」の元、低予算ながらも価値ある作品を個性溢れるフィルムメーカーたちと生み出すことを目的とし、「FOXサーチライト・ピクチャーズ」としてその歩みを始めた。アート性とストーリー性の両立に加え、その時代に求められる声に応え、そして何よりも生涯の“オンリーワン”となる作品群を世界中に提供してきた。

 野心的なプロジェクトを手掛けるため先鋭的なテーマを扱うことも多く、インディペンデント志向の題材でありながら、いつの間にか心惹かれ、笑いと感動が共存するような、唯一無二の鑑賞体験に導かれる――それも「サーチライト・ピクチャーズ」作品の特徴だ。

 第37回東京国際映画祭で上映されるのは「リトル・ミス・サンシャイン」「(500)日のサマー」「グランド・ブダペスト・ホテル」「シェイプ・オブ・ウォーター」「犬ヶ島」「ジョジョ・ラビット」の6本。上映スケジュールなどの詳細は、東京国際映画祭の公式サイトで後日発表予定。

 また、30周年記念となるムック本「SEARCHLIGHT PICTURES issue vol.30」の発売も決定。ロゴ&イラストステッカー付きとなっており、「憐れみの3章」上映劇場ほかで9月27日より販売予定となっている。

 なお、「サーチライト・ピクチャーズ」設立30周年を記念して“サーチライト好き”を公言する著名人が祝福コメントを寄せている。詳細は、以下の通り。

【LiLiCo(映画コメンテーター)】

『レスラー』で大号泣し、『あるスキャンダルの覚え書き』で人の隠れた怖さを知り、『ハッシュパピー』で人生を丁寧に生きる力を貰い,『イノセント・ガーデン』で音に酔い、『スラムドッグ$ミリオネア』、『gifted/ギフテッド』、『SHAME』、『ノマドランド』、『異人たち』・・・・30年でこんなに人を魅了出来るなんて!そして私にとって“ウェイトレス”を見たとき、ベッキーに惚れ込んだのも覚えています。今となればミュージカルでその役を演じている私がいます。様々なジャンルがあるのに芯がブレないサーチライト。これからもずっと私を魅了してください。おめでとうございます!

【石川三千花(イラストレーター)】

サーチライト・ピクチャーズの作品なら、間違いなし!という信頼感。
だって見てよ、この30年間のゴキゲンなラインナップ。
あれもこれも大好きな友だちみたいに“会いにいく映画”そのもの。

【山崎まどか(エッセイスト)】

サーチライトは文字通りたくさんの才能に光を当てて、映画の未来を照らしてくれた。 誰かが人生の一時期を振り返ったとき、思い出すのはきっとこういう映画だろうという 作品を届けてくれた。 私にも、人に言えないくらい大事なサーチライト作品がある。

【宇垣美里(フリーアナウンサー・俳優)】

「(500)日のサマー」に「シェイプ・オブ・ウォーター」、「フレッシュ」 そして「哀れなるものたち」。初見の衝撃を超え、何度も見返し反芻することで 血肉となったそれらの作品は、もはや私の心の柔らかな部分から切っても切り離せない。 己の信じるままに生きることを肯定してくれた作品たちを、そんな作品を送り出した サーチライト・ピクチャーズを、私はこれからも愛し続けます。

【宇多丸(RHYMESTER)】

映画自体のコンスタントな質の高さはもちろん、丁寧に編集されたシリーズ形式の パンフレット(当然日本オリジナル!)も、個人的にはサーチライト・ピクチャーズ作品を劇場に観に行く大きな楽しみのひとつです。今度自分でも、30年分並べてみようかな……?

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