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イ・ビョンホンが“自身の代表作”と語る「甘い人生」4Kレストア版、9月27日公開 監督は「悪魔を見た」「密偵」のキム・ジウン

映画.com 2024年9月9日 12時0分

 韓国の俳優イ・ビョンホンが“自身にとっての代表作”と語る「甘い人生」の4Kレストア版が、9月27日からシネマート新宿、シネマート心斎橋にて公開されることが決定。あわせて、日本版ポスター、予告編も披露された。

 2005年に日本公開されたフィルム・ノワール「甘い人生」は、「クワイエット・ファミリー」「箪笥」のキム・ジウンが監督を務めた作品。キム・ジウン監督がイ・ビョンホンを初めて主演に迎えた作品でもあり、その後「グッド・バッド・ウィアード」「悪魔を見た」「密偵」でもタッグを組むことになった。

 ソウルにある高級ホテルの総マネージャー・ソヌ(イ・ビョンホン)。クールで頭の切れる彼は、裏社会にも絶大な力を持つボスのカンからも厚い信頼を得ていた。非情な男カンは、若い愛人ヒスに別の男がいると疑い始めていた。カンは、ソヌに彼女を監視させ、もし裏切りを見つけた場合は、彼女を殺すか、カンに報告するよう命じる。ヒスの監視を続けるうち、彼女の不思議な魅力に密かに惹かれていくソヌ。やがて、ヒスと男との情事の現場を押さえたソヌは、ボスの命令に反して、事実を隠蔽する。だが、それがボスにバレ、命を狙われることになる。

 第42回百想芸術大賞では、イ・ビョンホンが最優秀演技賞を受賞し、第25回青龍賞で撮影賞、第42回大鐘賞でファン・ジョンミンが助演男優賞、第38回シッチェス国際ファンタスティック映画祭で音楽賞を受賞するなど国際的に高い評価を得ている。そのほか、裏社会のボスの愛人役をドラマ「オー・マイ・ビーナス」のシン・ミナ、殺し屋役で人気グループ“神話”(SHINHWA)のリーダー・エリックが出演し、映画デビューを飾っている。

 今回公開されるのは、2021年にキム・ジウン監督の監修のもと35ミリのネガフィルムより修復された4Kレストア版。新たに4Kレーザープロジェクターの導入が予定されているシネマート新宿のSceen1で上映する(※シネマート心斎橋は2K上映)。なお、本作の4Kレストア版の公開を記念して、特製ポストカードの配布が決定。アウトサイダーな男ソヌの哀し気な瞳に目を奪われるビジュアルのポストカードは、9月27日よりシネマート新宿・心斎橋にて配布予定(※無くなり次第配布終了。チケット1枚につき1枚配布)

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