歌手、女優として知られるセレーナ・ゴメスが、「ビリオネア」の仲間入りを果たした。米誌「ブルームバーグ」の推計によると、ゴメスの純資産は13億ドル(約1950億円)に達したという。
32歳という若さでこの偉業を達成したゴメスだが、その資産の大半は、2020年に立ち上げた自身の美容ブランド「Rare Beauty」によるものだという。エンタテインメント業界での活躍だけでなく、ビジネスの世界でも大きな成功を収めている。
ゴメスは7歳の時に人気子ども番組「バーニー&フレンズ」でデビュー。その後、ディズニーチャンネルの「ウェイバリー通りのウィザードたち」で主演を務め、一躍スターダムに。音楽活動でも、「Calm Down」などのヒット曲を生み出し、トリプル・プラチナを獲得。近年は人気ドラマ「マーダーズ・イン・ビルディング」にも出演し、幅広い才能を見せつけている。
最近では新曲「Love On」をリリースし、音楽活動も継続。24年には、彼女がスターとなったディズニーチャンネルの人気シリーズ「ウェイバリー通りのウィザードたち」のスピンオフ作品「ウィザーズ」がディズニープラスで配信される予定だ。ゴメスは制作総指揮と出演を兼ねている。
ブルームバーグの分析によると、ゴメスの資産はコスメブランドだけでなく、音楽アルバムの売上、不動産、ストリーミング契約、ブランド提携、コンサートチケット、そして俳優業からの収入など、多岐にわたる。「ビリオネア」の称号は、彼女の多彩な才能と事業の多角化の成果と言えるだろう。
ソーシャルメディアでの影響力も見逃せない。インスタグラムのフォロワー数は4億人を超え、若い世代に絶大な人気を誇る。さらに、メンタルヘルス分野での活動にも力を入れており、自身のメンタルヘルスプラットフォーム「Wondermind」を立ち上げている。
エンターテイナーとしての才能に加え、ビジネスの世界でも大きな成功を収めたゴメス。彼女の多才さと努力は、若い世代のロールモデルとしても注目を集めている。歌手、女優、そして今や「ビリオネア」の肩書きを持つゴメスの今後の活躍にも、大きな期待が寄せられている。