中国の“夏休み映画No.1”となった大ヒット作「抓娃娃(じゅあわわ) 後継者養成計画」の日本語字幕版が、10月18日よりグランドシネマサンシャイン池袋、シネマート心斎橋、ムービルと109シネマズ名古屋で行われる中華映画特集上映「電影祭」で限定上映され、10月25日から全国で順次公開されることがわかった。
「ペガサス 飛馳人生」のシェン・トンと「トゥ・クール・トゥ・キル 殺せない殺し屋」のマー・リーといった中国の国民的コメディアンコンビが主演を務める本作(監督はイェン・フェイ&ポン・ダーモー)。7月16日に中国で公開して以降、8月31日までで累計興行収入は32.5億元(約660億円)を突破。累計観客動員数は7500万人超えのメガヒットとなっており、現在進行形で中国全土を席巻している。
9月6日からいち早くシネマート新宿で日本語字幕なしの原音版を1週間限定公開したところ、チケットが連日完売。その反響を受けて、日本語字幕版の制作と全国順次公開が決定した。
少年ジーイェは貧しい家庭で生まれ、貧乏から抜け出すため名門大学進学を目標に日々勉強に勤しんでいた。しかし成長するにつれ親や隣人たちに対する違和感は膨らみ、ついにあることがきっかけで、その違和感は確信へと変化する……。
実は、ジーイェの父親は大企業の社長で大金持ち。跡取り息子が裕福な環境で育つことに不安を感じ、息子の幼少期から一家でボロ部屋へ引っ越し。大学進学まで貧乏家庭のふりをし続ける、という十数年にわたる前代未聞の「養成計画」を実行していたのだ。