「エルヴィス」「オーストラリア」のバズ・ラーマン監督が、国民的英雄ジャンヌ・ダルクを題材にしたワーナー・ブラザースの新作でメガホンをとることがわかった。
米Deadlineの取材に対し、ワーナーが認めた。ラーマン監督は現在、製作準備の真っただ中でコメントを控えているが、キャスティング作業はすでに始まっているという。
ラーマン監督は、エルビス・プレスリーの伝記映画「エルヴィス」(2022)がアカデミー賞8部門にノミネートされ、全世界で2億8800万ドルの興行収入を記録。米バラエティによれば、今年初め、ミハイル・ブルガーコフによるロシア小説「巨匠とマルガリータ」の待望の英語版映画化プロジェクトで書籍の権利をめぐる懸念から降板していたようだ。
ジャンヌ・ダルクは、1429年にオルレアンでフランス軍を勝利に導くなど百年戦争で戦果を挙げ一躍英雄となったが、31年の異端審問の末に火あぶりにされた。これまでに数多くのテレビや映画で描かれており、中でもリュック・ベッソン監督、ミラ・ジョボビッチ主演の「ジャンヌ・ダルク」(1999)などが知られる。