10月17日からNetflixで配信が始まる「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」本編の冒頭4分間にあたる特別映像が公開された。登場キャラクターとメカニックも追加発表されている。
同作は、Unreal Engine 5(アンリアル・エンジン 5)を使用して制作される「機動戦士ガンダム」シリーズの3DCG作品。第1作「機動戦士ガンダム」で語られた一年戦争(ジオン独立戦争)当時のヨーロッパを舞台に、イリア・ソラリ(CV:シリア・マッシンガム)率いるジオン公国軍のモビルスーツ部隊「レッド・ウルフ隊」の激闘が描かれる。
特別映像では、一年戦争の開戦から11カ月が経過したルーマニアで、地球連邦軍の基地へと向けて進軍するジオン軍の姿が描かれる。戦車や歩兵を戦力とするジオン軍は連邦軍に包囲され劣勢に陥ってしまうが、出撃要請を受けた主人公・ソラリが率いるレッド・ウルフ隊のモビルスーツ・ザクIIがガウ攻撃空母から降下する。
新キャラクターは、レッド・ウルフ隊の隊員で皮肉屋のニーランド・ルショーン(ラバンス)、同隊の最古参であるチャブスことリード・ゲルフィ(ジェイムズ・ワット)、同隊の選抜射手を務めるケイル・ザヴァレタ(ダニエル・ウィッシーズ)、機甲大隊に所属するマゼラ・アタック(戦車)操縦士アンダー・ヒートン(アンドリュー・ウォールナー)、勢力の分け隔てなく医療を施す「UMRC」に所属するオニー・カスガ(マックスウェル・パワーズ)、原隊が壊滅しソラリたちと行動を共にするヘイリー・アーフン(ジェシカ・スパイス)、旅団支援コマンド所属のメカニックであるギアヘッドことアルフィー・ザイドス(モリス・シェルトン)の7人。
ジオン軍の新メカニックとして、左肩を赤く染めたレッド・ウルフ隊のザクII F型3機(ルショーン機、チャブス機、ケイル機)に加え、陸戦用モビルスーツであるグフ・カスタムと、余剰パーツをもとに組み上げられた急造兵器ザクタンクが、連邦軍の新機体として、大量生産された量産型モビルスーツのジムと、対モビルスーツ用戦車の陸戦強襲型ガンタンクB型が発表されている。
また同作の配信を記念し、ガンダム公式YouTubeチャンネル「ガンダムチャンネル」で、10月5日に「機動戦士ガンダム MS IGLOO」、10月12日に「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」が全話無料配信されることも決定した。どちらも午後7時から48時間限定公開。なお「MS IGLOO」は「復讐のレクイエム」と同じく全編3DCGによる作品で、ザクIIや陸戦強襲型ガンタンクなどが登場。「第08MS小隊」は一年戦争における地球上での戦いを描いた作品で、グフ・カスタムや、「復讐のレクイエム」が初出となるガンダムEXを彷彿(ほうふつ7)させる機体である陸戦型ガンダムやガンダムEz8が登場する。