「孤狼の血」シリーズのチームが再結集し、白石和彌監督、山田孝之と仲野太賀が主演した「十一人の賊軍」とロックバンド「Dragon Ash」のコラボレーションが決定し、キャンペーンソングに起用された新曲「Straight Up feat. JESSE」を使用した本予告が公開された。あわせて、韓国のデザイナー集団「Propaganda(プロパガンダ)」が手掛けた本ポスタービジュアルもお披露目された。
本作は「日本侠客伝」シリーズ、「仁義なき戦い」シリーズなどで知られる名脚本家・笠原和夫が、1964年に執筆した幻のプロットを映画化するもの。明治維新の中で起きた戊辰戦争の最中、新発田藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた歴史的事件・奥羽越列藩同盟軍への裏切りのエピソードをもとに、捕らえられていた11人の罪人たちが「決死隊」として砦を守る任に就くさまを描く。
企画・プロデュースの紀伊宗之と、白石監督、脚本の池上純哉ら「孤狼の血」チームが、新たな集団抗争劇(1人のスターに頼らない集団劇)として映画化。主演の山田と仲野に加えて、玉木宏、阿部サダヲ、尾上右近ら豪華キャストが顔を揃える。
映像では、戦火の迫る新発田藩の砦を死守すべく死闘を繰り広げる10人の罪人たちと1人の侍の姿が映し出され、新政府軍と新発田藩の思惑が交差し、戦いが激化していく様子が描かれる。燃え盛る戦場を暴れまわる賊たちの覚悟を駆り立てるように「Dragon Ash」によるキャンペーンソング「Straight Up feat. JESSE」が流れ、熱いビートとエモーショナルな歌詞が胸を熱くする。
「Dragon Ash」の約1年半ぶりの新曲となる「Straight Up feat. JESSE」(10月2日配信リリース)には、「The BONEZ」のボーカルのJESSEがフィーチャリングとして参加。本楽曲は劇中では使用されず、キャンペーンソングとして映画を盛り上げる。
韓国のデザイン会社「Propaganda」が手掛けたポスターは、険しい表情の11人の賊たちと新発田藩、新政府軍の面々がひしめき、それぞれの決死の覚悟と死闘の予感させる無骨ながらも日本映画の底意地を魅せつける力強いビジュアルとなっている。
「十一人の賊軍」は11月1日より全国公開。