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地面師詐欺で、脱税王から10億円を騙し取る!? 内野聖陽×岡田将生「アングリースクワッド」予告

映画.com 2024年9月27日 7時0分

 内野聖陽が主演、岡田将生が共演し、「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督がメガホンをとった映画「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」の予告編と本ビジュアルがお披露目。主題歌は、音楽プロデューサー・蔦谷好位置の変名プロジェクト「KERENMI」が、ボーカルに峯田和伸を迎えた「名前を忘れたままのあの日の鼓動 feat. 峯田和伸」に決定した。

 本作は、ソ・イングク、スヨン(「少女時代」)、マ・ドンソクが豪華共演した韓国ドラマ「元カレは天才詐欺師 38師機動隊」を原作に、上田監督がオリジナリティを加えた痛快クライムエンタテインメント。上田監督にとっては、「カメラを止めるな!」公開前の2018年からプロジェクトをスタートさせた渾身の企画でもある。

 内野は、税務署に務める真面目で気弱な中間管理職の公務員・熊沢二郎役。熊沢は詐欺師と組み、脱税をひた隠す大企業から未納の10億円を徴収することになる。岡田は、頭脳明晰で、素早い判断力、大胆な話術、行動力を持ち合わせる天才詐欺師であり、熊沢とともに壮大な詐欺を企てる男・氷室マコトを演じる。

 予告編は、頭にワインをかけられても、歯を食いしばって怒りに耐える熊沢という衝撃的なカットで始まる。やがて、巨額脱税疑惑のある“脱税王”橘(小澤征悦)から大金を騙し取るため、天才詐欺師集団「アングリースクワッド」とチームを組む熊沢。氷室をはじめ、元女優・白石美来(森川葵)、偽造のプロ・丸健太郎(上川周作)、当たり屋・村井竜也(後藤剛範)、“闇金親子”の五十嵐ルリ子(真矢ミキ)と薫(鈴木聖奈)ら、個性豊かな面々が次々と紹介される。

 「詐欺の基本は偽物を本物だと思わせること」――氷室に詐欺のレクチャーを受けながら、橘を陥れようと、熊沢は着々と計画を進めていく。所有者に成りすまして土地を売る地面師詐欺を画策する熊沢たちが、橘に豪邸を紹介するシーンも。熊沢の怪しい行動を察した部下・望月(川栄李奈)、親友の刑事・八木(皆川猿時)は引き留めようとするが、熊沢が抱える、「どうしても橘に復讐しなければならない理由」も垣間見える。

 本ビジュアルには、「モラルを守って 騙しましょう」という、真面目な橘のキャラクターを表した矛盾だらけのコピーが踊る。一見交わるはずのない熊沢と氷室を、望月、橘、そしてクセ者ぞろいの「アングリースクワッド」の面々が取り囲んでおり、彼らが“裏”を読み合う壮絶な“税金徴収ミッション”への期待が高まる。

 さらに、「KERENMI」が本作のために書き下ろした主題歌「名前を忘れたままのあの日の鼓動 feat. 峯田和伸」は、疾走感溢れるエモーショナルな仕上がり。上田監督の熱いオファーで、タッグが実現した。年齢を重ね、平和な日常のなかでいつの間にか忘れていた“怒り”を取り戻し、「アングリースクワッド」とともに脱税王に立ち向かう熊沢の感情をエネルギッシュに表現している。

 「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」は11月22日、東京・新宿ピカデリーで公開される。KERENMI、上田監督のコメントは、以下の通り。

■KERENMI(蔦谷好位置)

 あの「カメラを止めるな!」の上田監督がKERENMIの「アダルト feat. アヴちゃん from 女王蜂&RYUHEI from BE:FIRST」を聞いてオファーしてくれたと聞き、素晴らしい作品を作る監督に自分の音楽が響いていたことがとても嬉しいと同時に、上田さんの作品に最大限のエネルギーで応えたいと思いました。このために3、4曲作ったのですが、上田さんは言いにくいであろうクリエイティブな部分も丁寧に伝えてくれて、結果映画のエンディングを彩る最高の曲になりました。ほぼ同世代の音楽家で同時代を別々の道で歩んできた峯田和伸さんとこの曲を一緒に作れたのも上田さんのおかげです。映画「アングリースクワッド」と共にKERENMIの「名前を忘れたままのあの日の鼓動 feat. 峯田和伸」も是非楽しんでください。

■上田慎一郎監督

 蔦谷さんが曲を作り、峯田さんが歌ったもの。それが自分の監督した映画の主題歌になる。そんな夢みたいなお話、若かりし頃の自分に言ってもきっと信じないでしょう。蔦谷さんの作る曲、峯田さんの歌声を今日まで幾度となく聞いてきました。カラオケで喉を枯らして歌ってきました。何度も背中を押されてきました。そんなおふたりと交わる時が来るなんて……! この曲もまた、誰かの背中を押してくれるものになると信じています。映画を見ると、この曲を思い出す。この曲を聞くと、映画を思い出す。そんな、映画と一体となった主題歌を創って(つくって)くださいました。ぜひ、劇場で映画と一緒に味わってください。

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