R指定映画にもかかわらず世界累計興収13億ドル超の大ヒットとなった「デッドプール&ウルヴァリン」が、今年の賞レースに向けて本格的なキャンペーンを開始したと、米バラエティが報じている。
シリーズ第1作「デッドプール」は、2016年のゴールデングローブ賞で作品賞、主演男優賞(いずれもコメディ・ミュージカル部門)の2部門にノミネート。第3弾となる本作でも、ゴールデングローブ賞は上記2部門に加えて、ヒュー・ジャックマンの助演男優賞、今年新設されたシネマティック・アンド・ボックスオフィス・アチーブメント賞を狙う。同賞は興行で大成功を収めた作品に授与するもので、第1回は「バービー」が受賞している。
同作の配給を手がけるウォルト・ディズニーは、ゴールデングローブ賞などの各映画賞で話題を集め、最終目標であるアカデミー賞のノミネート獲得を目指したいところだろう。
「デッドプール&ウルヴァリン」は、アメリカでは10月1日からプライム・ビデオやApple TV+などのデジタルプラットフォームで配信開始。10月22日にはBlu-rayとDVDも発売される。
「デッドプール&ウルヴァリン」が超人気アクション大作としての興行的成功に加え、アカデミー賞を含む各賞でどこまで評価されるか、今後の展開に注目が集まる。