「トイ・ストーリー」でウッディと並ぶ人気キャラクターであるバズ・ライトイヤーが主人公の映画「バズ・ライトイヤー」が、本日9月27日午後9時から日本テレビ系・金曜ロードショーで、本編ノーカットでテレビ初放送されます!映画.comでは、本作の概要とあらすじ、キャスト情報のほか、愉快なトリビアをご紹介します。
本作で描かれるのは、少年アンディが夢中になってバズのおもちゃを欲しがるきっかけとなった“映画”のストーリー。そこは「トイ・ストーリー」1作目でも少し触れられていましたね。本作を見れば、きっとバズの名台詞「無限のかなたへ、さあ行くぞ!」がまた違うニュアンスで心に響くことになると思います。
スペース・レンジャーのバズはある任務に失敗してしまいます。彼は仲間を救うため、リスクの高いテスト飛行を繰り返すことに。決して仲間を見捨てないバズの責任感や友情に心を打たれる本作。時代を反映して多様性というテーマも織り込まれた、心躍る感動のSFアドベンチャー大作に仕上がっています。
【あらすじ】
バズ・ライトイヤーは、失敗知らずのスペース・レンジャー。あるミッションを終え、相棒のアリーシャと1200人の乗組員と共に“ホーム”に戻る予定だったが、バズのミスにより全員が危険な惑星から出られなくなってしまう。初めての失敗に落ち込むバズを癒そうと、アリーシャは猫型ロボットのソックスをプレゼントする。しかしバズは自分のミスを取り返して仲間と故郷に帰るため、リスクの大きいハイパースペース移動のテスト飛行を繰り返す。
バズがテスト飛行をしている4分の間に、仲間たちには4年の時間が流れていく。やがてアリーシャをはじめとする仲間たちは年老い、この世を去っていく。それでも諦められないバズに、遂に“ホーム”への帰還計画中止の知らせが届く。現実を受け止められずにソックスと共に宇宙船に乗り込んだバズは、遂にハイパースペース移動を成功させる。しかし彼がたどり着いたのは、エイリアンの船長・ザーグと彼の手下によって支配された62年後の世界だった。
【キャラクター/声優】
バズ・ライトイヤー:クリス・エヴァンス(鈴木亮平)
イジー・ホーソーン:キキ・パーマー(今田美桜)
ソックス:ピーター・ソーン(山内健司/かまいたち)
モー・モリソン:タイカ・ワイティティ(三木眞一郎)
ダービー・スティール:デイル・ソウルズ(磯辺万沙子)
ザーグ:ジェームズ・ブローリン(銀河万丈)
アリーシャ・ホーソーン:ウゾ・アドゥーバ(りょう)
アイヴァン:メアリー・マクドナルド=ルイス(沢城みゆき)
【バズ・ライトイヤーにまつわる驚きのトリビア】
●バズの名前の由来は有名な宇宙飛行士のニックネームだった!
バズ・ライトイヤーの“バズ”という名前の由来は、歴史に名高いアポロ11号の月面着陸に関わった宇宙飛行士であるエドウィン・ユージン・“バズ”・オルドリンからきています。人類初の月面着陸に成功したアポロ11号といえば、ニール・アームストロングの名が直結しますが、オルドリン氏は人類2人目の月面歩行者です。バズという名前はまさに、スペース・レンジャーである彼にぴったりなネーミングですね。
ちなみに「バズ」は、彼の姉が彼を「brother(ブラザー)」という際に「buzzer(バザー)」と聞こえたことから、それを短くして「buzz」と呼ぶようになったとか。オルドリン氏の正式な名前は、エドウィン・ユージン・オルドリン・ジュニアでしたが、私文書や公文書はすべて“バズ”を入れて署名しており、のちに改名もされたようです。
●バズのキャラクターのバックグラウンドが明かされる
「トイ・ストーリー」でアンディのお気に入りのおもちゃであったバズ。本作ではそのルーツを辿れるので実に興味深いです。劇中でバズが「バズ・ライトイヤーの恒星日誌」を書く姿も描かれますし、彼の決め台詞である「無限の彼方へ、さぁ行くぞ」が、大切な親友との決め言葉だったことも判明します。
また時系列でいえば、ウッディらおもちゃの仲間たちに出会う前のバズを描くということで、とことん生真面目で責任感が強いという性格面がより強調されています。そんな融通のきかない性格が災いして無茶をしてしまい、思わぬトラブルにつながってしまうというストーリーも非常に説得力があります。
●トイ・ストーリーの仲間たちが隠れキャラとして登場!
「トイ・ストーリー」シリーズといえば、毎回隠れキャラを探す“イースターエッグ企画”も楽しみの1つです。今回は、ウッディと並ぶ「トイ・ストーリー」の顔といえるバズが主役の映画ということで、同じく1作目からのレギュラーメンバーといえるおもちゃの仲間たちがカメオ出演しています。
まず、見た目は強面のティラノサウルスなのに、とても臆病で心優しいレックスを探していただきたい。彼は、アリーシャの部屋に置いてあるおもちゃとして登場しています。
また、緑色で見つけやすいのが三つ目のエイリアン、リトル・グリーン・メンです。こちらは毎回好評を博すエンドロールで顔を出していますよ。なんとバーンサイド司令官のオフィスにある棚の上に鎮座しているのでお見逃しなく。