米人気映画シリーズ「ビバリーヒルズ・コップ」などの名脇役として知られる俳優ジョン・アシュトンさんが、9月26日にコロラド州フォートコリンズで死去した。76歳だった。米芸能情報サイトTMZが報じている。これまでがんで闘病していた。
アシュトンさんは1984年公開の「ビバリーヒルズ・コップ」で、エディ・マーフィ演じる主人公アクセル・フォーリーにしぶしぶ協力するタガート刑事を演じ、注目を集めた。真面目で融通の利かないタガート刑事は、マーフィのコメディ演技を引き立てる重要な役割を果たした。
50年以上にわたる俳優生活で、アシュトンさんは映画、テレビ、舞台を含む200以上の作品に出演。1988年には「ミッドナイト・ラン」でロバート・デ・ニーロと共演し、ライバル役の賞金稼ぎを演じて存在感を示した。
最近では、俳優業のかたわら97.9 ESPNラジオで「Ashton and Davis Show」の共同ホストを務めるなど、メディアでの活動も行っていた。遺族は、アシュトンさんの追悼として、ホスピスケア団体への寄付を呼びかけている。