アダム・サンドラー主演「俺は飛ばし屋 プロゴルファー・ギル」の続編となるNetflixの新作に、マーガレット・クアリー(「哀れなるものたち」「ドライブアウェイ・ドールズ」)が出演することがわかった。
米Deadlineによれば、クアリーはミュージシャンの夫ジャック・アントノフの助けがあって、ファンだったサンドラー作品への出演が決まったとのこと。アントノフがサンドラーにちょっとした嘘をついたようだ。
1996年の映画「俺は飛ばし屋 プロゴルファー・ギル」(デニス・デューガン監督)は、プロのアイスホッケー選手を目指す青年ハッピー・ギルモア(サンドラー)が、賞金目当てで出場したゴルフトーナメントで大活躍し、自分の意外な才能に目覚めるというスポーツコメディ。同作を見て、クアリーが初めて夢中になった映画スターがサンドラーだったという。
ジミー・ファロン司会のトーク番組「ザ・トゥナイト・ショー」に出演したクアリーは、「続編が作られると知ってすぐに、私のエージェントに“小さすぎる役でも何でもやる。この映画に出なきゃ。どうかお願いだから。何でもやります”ってメールしたの」と告白。するとファロンが、サンドラーとアントノフのテキストメッセージを紹介し、「きみの奥さんはゴルフやる?」「ええ、実は上手いんですよ」というやりとりを明かした。
クアリーはこれに「なんていい夫なんでしょう。私はゴルフができない。彼は家族のために嘘をついたの。私は生まれてこのかたゴルフはしたことない。本当は下手もいいところ」と語り、何度がゴルフレッスンを受けたけれど、いまだに下手だと打ち明けた。無事に続編への出演が決まったクアリーは「人生でいちばんうれしい。すごく小さな役で、背景の遠くに映るだけだけど、これで幸せに死ねる」と語った。
今月クランクインした続編「ハッピー・ギルモア2(原題)」は、サンドラー主演のNetflixコメディ「マーダー・ミステリー」を監督したカイル・ニューアチェックがメガホンをとっている。サンドラーとティム・ハーリヒー(「ウェディング・シンガー」)が共同で脚本を執筆し、前作でギルモアの恋の相手役を演じたジュリー・ボーウェン、ギルモアに嫉妬するプロゴルファーのシューター・マクギャビン役を演じたクリストファー・マクドナルドがカムバック。またラッパーで俳優のバッド・バニー、テイラー・スウィフトと交際中のNFL選手トラビス・ケルシー、サンドラー主演「アンカット・ダイヤモンド」監督で俳優のベニー・サフディが新たに出演している。
クアリーは、エマ・ストーン、ジェシー・プレモンスト共演した「憐れみの3章」(ヨルゴス・ランティモス監督)が9月27日から日本公開。