米アマゾンMGMスタジオが、ベストセラー作家ドン・ウィンズロウの小説「犯罪心得一の一(クライム101)」を映画化する注目の新作に、ハル・ベリーが出演交渉中と米Deadlineが報じた。本作は、クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、バリー・コーガンの出演が決定している。
原作は、ウィンズロウ著の中篇集「壊れた世界の者たちよ」に収録されている一篇。米西海岸一帯を荒らす宝石強盗団と、彼らとコロンビアのカルテルとの繋がりを疑う警察の攻防のなかで、ルー・ルベスニック刑事は最後の大仕事を狙う犯人の一人に的を絞る。マイケル・マン監督「ヒート」(アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ主演)を彷彿させるクライムストーリーだ。
映画化する新作「Crime 101(原題)」のプロットは不明。バート・レイトン(「アメリカン・アニマルズ」)が、ピーター・ストローハン(「裏切りのサーカス」)と共同執筆した脚本をもとに監督を務める。英ワーキング・タイトルのティム・ビーバンとエリック・フェルナー、米ストーリー・ファクトリーのシェーン・サレルノ、レイトン、ヘムズワースがプロデュース。今月クランクインし、2025年に劇場公開を予定している。
ベリーは、2001年の映画「チョコレート」でアフリカ系アメリカ人女性として初めてアカデミー賞主演女優賞を受賞。ほかに、ボンドガールを務めた「007 ダイ・アナザー・デイ」や、「キングスマン ゴールデン・サークル」「ジョン・ウィック パラベラム」、監督・主演を務めた「ブルーズド 打ちのめされても」などの代表作がある。また、新作としてアンジェリーナ・ジョリーとW主演するアクションスリラー「Maude Vs. Maude(原題)」も控えている。