殺人鬼アート・ザ・クラウンが巻き起こす惨劇を描いた人気ホラー映画「テリファー」シリーズの最新作「テリファー 聖夜の悪夢」(ダミアン・レオーネ監督)の本国ティザー映像と新場面写真が、このほど公開された。
前作「テリファー 終わらない惨劇」は、全世界で嘔吐、失神者が続出したことで話題となり、全世界1570万ドル(日本円にして約24億円 ※1ドル160円換算)の興収を記録。本国では1作目「テリファー」に続く大ヒットとなった。日本では、1作目は劇場未公開ながら、2作目を劇場公開したところ、その過激さとアート・ザ・クラウンのどこかキュートな佇まいが話題となり、スマッシュヒットとなっている。
「テリファー」シリーズ第3弾の舞台はクリスマス。先日行われたイギリスでのプレミアでは11人が途中退場し、うち9人はオープニングシーンで限界を迎えた。そしてやはり1人の嘔吐者が出たという。3作目は、聖夜を祝うマイルズ郡の住民たちを、アート・ザ・クラウンがみたび恐怖と絶望のどん底に陥れる、というストーリーとなっている。
本国版ティザー映像は、音程が外れた「きよしこの夜」が流れるなか、静まり返った夜の子ども部屋を映した場面から始まる。部屋には可愛らしいおもちゃが並び、窓の外はしんしんと雪が降っている。その部屋には小さな女の子がひとりベッドで眠っていたが、小さな物音が聞こえたのか目を覚ましてしまう。その後、クマのぬいぐるみを抱いて、恐る恐る階下の様子を見に行く女の子。そこで目にしたのは、クリスマスツリーの前にプレゼントと思われる箱を置いているサンタの後ろ姿だった。
喜んで「サンタさん!」と呼びかける女の子。しかし、それはサンタではなく……。場面が切り替わるとそこは血の海。何かを飲み食いしながら“カンパ~イ!”とご満悦なアート・ザ・クラウンがいたのだった。
同時に解禁となる場面写真でも、クリスマスの主役サンタの格好をして何だか楽しそうなアート・ザ・クラウンの姿をとらえている。よく見ると袖口には血が飛び散っているが、赤い服なら意外と気にならないのかもしれない。惨劇を巻き起こすサンタ……そんな惨多(=惨劇が多すぎる)の姿に震え上がるはずだ。
「テリファー 聖夜の悪夢」は、11月29日からTOHOシネマズ新宿ほか全国公開。