トム・クルーズ主演のメガヒット映画「トップガン マーヴェリック」(22)が、金曜ロードショーで11月15日に地上波初放送されることが決定した。前週の11月8日には、1986年公開の第1作「トップガン」も放送される。
◆「トップガン」(1986・米)
放送日時:11月8日午後9時~11時14分(放送枠20分拡大)
全世界興行収入3億5千万ドル超、日本でも65億円を突破し、公開年の洋画No.1となった大ヒット作。“トップガン”とは「海軍戦闘機兵器学校」の通称で、その海軍のエリートパイロット養成所を舞台に、型破りで天才肌のパイロットの主人公の挫折と、そこから這い上がり成長して行く姿、そして女性教官との立場を超えたラブロマンスが描かれた。
本作はアメリカ海軍が全面協力し、軍事機密の塊である現役主力戦闘機のコクピットに実際にカメラを搭載して撮影するという、これまでの常識では考えられなかった撮影が実現。コクピットに乗り込んだかのような臨場感と、迫力の映像を味わうことができる。
主演のクルーズは、本作以降、「ハスラー2」「カクテル」「レインマン」「7月4日に生まれて」など話題作に立て続けに出演。一気にスターダムを駆け上がり、ハリウッドのトップスターとなった。
監督は、巨匠リドリー・スコットの実弟トニー・スコット。製作は、「フラッシュ・ダンス」「ビバリーヒルズ・コップ」などを手掛けたヒットメーカーのドン・シンプソンとジェリー・ブラッカイマーのコンビが担当した。
ベルリンが歌う挿入歌「愛は吐息のように」はアカデミー賞歌曲賞を受賞。ケニー・ロギンスが歌う主題歌「デンジャー・ゾーン」を含むサウンドトラックも全米1位を獲得し、フライトジャケットのMA-1が大流行するなど社会現象を巻き起こした。
<登場人物>
●ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル(トム・クルーズ )
声:森川智之
アメリカ海軍の大尉で、天才的でもあり、無謀ともいえる操縦テクニックを持った戦闘機のパイロット。レーダー索敵員のグースとコンビを組んでいる。父もパイロットだったが、ベトナム戦争中にF-4戦闘機で消息不明になっている。“マーヴェリック”は「はみ出し者」や「一匹狼」を意味する。
●シャーロット・“チャーリー”・ブラックウッド(ケリー・マクギリス)
声:安藤麻吹
航空物理学博士で、敵機ミグの情報に詳しいため、民間人の教官としてトップガンに協力している。そのことを知らないマーヴェリックから士官クラブで口説かれる。
●トム・“アイスマン”・カザンスキー(バル・キルマー)
声:東地宏樹
氷の様に沈着冷静である事から名づけられた。マーヴェリックとは対称的な性格で、ライバルともいえる存在。成績は優秀で、訓練中は常にトップを維持している。
●ニック・“グース”・ブラッドショウ(アンソニー・エドワーズ )
声:平田広明
マーヴェリックのレーダー索敵員を務める。マーヴェリックとの間には固い絆があり、陽気な性格で、相棒のマーヴェリックが、時に他の生徒との関係を悪化させる中、潤滑油のような役割を果たす。実子であるブラッドリー・ブラッドショー(コールサイン:ルースター)が36年の時を超え、「トップガン マーヴェリック」に登場する。
●マイク・“ヴァイパー”・メットカーフ(トム・スケリット )
声:小川真司/佐々木睦
トップガンの教官のトップであり、自身もトップガンで最初にトップガン・トロフィー(最も優秀な生徒に贈られる)を得た優れたパイロット。マーヴェリックの父とはかつての同僚。
●リック・“ハリウッド”・ネヴン(ウィップ・ヒューブリー)
声:坂詰貴之
トップガンで訓練を受けるパイロットの1人。レーダー索敵員のウルフマンとのコンビを組む。
●レオナルド・“ウルフマン”・ウルフ(バリー・タブ)
声:荻野晴朗
トップガンで訓練を受けるレーダー索敵員の1人。パイロットのハリウッドとコンビを組む。
●ロン・“スライダー”・カーナー(リック・ロソビッチ)
声:山野井仁
トップガンで訓練を受けるレーダー索敵員の1人。パイロットのアイスマンとコンビを組む。
●キャロル・ブラッドショウ(メグ・ライアン)
声:斎藤恵理
グースの妻で、夫と同じく明るく陽気な性格。マーヴェリックが自信を失い飛べなくなった際には、自分の立場や悲しみを抑え彼にもう一度飛ぶように励ます。
続編「トップガン マーヴェリック」は、マーヴェリックの相棒グースの息子・ルースターとの葛藤が物語の重要な軸となり、ライバルだったアイスマンも再登場。印象的なオープニングを始め、本作との繋がりの深いシーンやアイテムも多数登場する。
◆「トップガン マーヴェリック」(2022・米)
放送日時:11月15日午後9時~11時34分(放送枠40分拡大)
前作を超える新作を製作するには、“究極のリアル”が必要だと考えていたクルーズは、自ら米海軍と交渉。前作から35年を経てようやく満足できる撮影技術が揃った事で、初めて新作の撮影を開始した。
本物の戦闘機のコクピットに、6台ものIMAXクオリティカメラを搭載して撮影。コクピット内の映像をさらに進化させ、CG合成を使用せずに、リアルな戦闘シーンの迫力を余すことなく伝える事に成功した。本物の戦闘機(F/A-18)に乗り込むため、俳優陣も5カ月に及ぶ過酷な訓練を経て、撮影に着手。俳優たちは、通常の重力の7.5倍~8倍もの強力な“Gフォース(重力加速度)”を受けながら演技に挑んだ。2022年に公開されると、全世界で15億ドルに迫る興行収入を記録。日本でも137億円突破し洋画No.1ヒットとなり、再び社会現象を巻き起こした。
物語は、現役の戦闘機パイロットを退き、マッハ10を目指す極超音速テスト機のテストパイロットとなっていたマーヴェリックが、教官として古巣である“トップガン”に戻ってくる所から始まる。そこで待ち受けていたのは、トップガン卒業生のエリートパイロットたち12名。その中には、30年前の訓練中の事故で亡くした相棒、ニック・“グース”・ブラッドショーの息子、ブラッドリー・“ルースター”・ブラッドショーがいた。マーヴェリックに託されたのは、ある「極秘指令」を実現するために彼らを育成することだった。
監督は「オブリビオン」でクルーズと組んだジョセフ・コジンスキー。脚本は、「ミッション・インポッシブル」シリーズのクリストファー・マッカリーを始め、「ザ・リング」のアーレン・クルーガー、エリック・ウォーレン・シンガーが共同で担当。製作にはクルーズも自ら参加し、前作のジェリー・ブラッカイマーやクリストファー・マッカリー、デビッド・エリソンらと共同で務めた。
キャストには、アイスマン役のキルマーが続投されたほか、グースの息子ルースター役でマイルズ・テラー、ジェニファー・コネリー、グレン・パウエルらが新たに参加した。
<登場人物>
●ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル(トム・クルーズ)
声:森川智之
かつてのトップガン卒業生で天才的フライトテクニックを持つ伝説のパイロット、現場主義を貫き昇進を拒み続けている。型破りな飛行スタイルで知られ、軍の規則に反することも。歳を重ねても衰えない飛行テクニックは一級品。「ある極秘指令」実現のためトップガン教官を命じられる。
●ブラッドリー・“ルースター”・ブラッドショー(マイルズ・テラー)
声:宮野真守
主人公マーヴェリックの亡き親友グースの息子。「父はあんたを信じた。だから死んだ」と父親の死の責任をマーヴェリックに求め、マーヴェリックと対立する。
●ペニー・ベンジャミン(ジェニファー・コネリー)
声:本田貴子
物語のヒロインで娘を育てるシングルマザー。マーヴェリックとは過去にも恋愛事情があったという。組織に縛られない孤高のマーヴェリックを支える大事な存在。
●ジェイク・“ハングマン”・セレシン(グレン・パウエル)
声:中村悠一
コールサインの意味は「絞首刑執行者」。海軍一のパイロットを自負し、マーヴェリックにも負けない自信家。ルースターのライバル的な存在でもあり、かつてのアイスマンを彷彿とさせるキャラ。
●ナターシャ・“フェニックス”・トレース(モニカ・バルバロ)
声:内田真礼
今回の“新世代トップガン”の中で唯一の女性パイロット。その実力は仲間たちから一目置かれている。聡明で競争心が強い。
●ロバート・“ボブ”・フロイド(ルイス・プルマン)
声:武内駿輔
フェニックスとコンビを組む、レーダーや兵装の操作を主とする兵装システム士官(WSO)。静かで控えめな性格で、一味違ったコールサインで仲間たちの間ではイジられキャラ。
●ルーベン・“ペイバック”・フィッチ(ジェイ・エリス)
声:木村昴
コールサインの由来は「友達に借りたお金を返さない」こと。
●ミッキー・“ファンボーイ”・ガルシア(ダニー・ラミレス)
声:内田雄馬
兵器システムオペレーター。コールサインのファンボーイは“オタク、マニア”を意味する。
●ジェイビー・“コヨーテ”・マチャド(グレッグ・ターザン・デイヴィス)
声:杉村憲司
シリアスな空気を明るいジョークでほぐす、チームのムードメーカー。
【今後の放送ラインナップ】
◆10月11日 「塔の上のラプンツェル」※本編ノーカット
◆10月18日 「アリス・イン・ワンダーランド」
◆10月25日 「ACMA:GAMEアクマゲーム ワールドエンド」※初放送
◆11月1日 「ゴジラ-1.0」※本編ノーカット・地上波初放送
◆11月8日 「トップガン」
◆11月15日 「トップガン マーヴェリック」※本編ノーカット・地上波初放送