「シックス・センス」「オールド」で知られるM・ナイト・シャマラン監督の最新作「トラップ」の本編映像の一部が披露された。主人公のクーパー(ジョシュ・ハートネット)が、殺人鬼である自分に罠が仕掛けられたことに気付き、懸命に逃げ道を探す姿を切り取っている。
溺愛する娘と世界的アーティストのアリーナライブを楽しむ家族思いの父・クーパーのもうひとつの顔……それは、指名手配中のサイコな切り裂き魔だった。そして、この巨大ライブこそ、彼を捕まえるため仕組まれた前代未聞の“罠(トラップ)”。トラップに隠された衝撃の真実とは? 予測不能の騙し合いサスペンスが描かれていく。
本編映像は、ライブのゲストが移動式ステージから登場した直後の場面から始まる。ステージで娘憧れのアーティスト、レディ・レイブンが歌っている。すでに巨大アリーナ全体が罠であることに気づき、逃げ場を探すクーパーは、アリーナの床を見つめる。移動ステージの隙間は楽屋へと続く“抜け道”になるのではないかと睨んだのだ。
ライブに夢中になっている娘に「下はなんだろう、降りて見てみよう、面白そうだぞ」と誘いかけるが、「え?」と娘がいぶかしがる。それでも「ステージの裏側を見るのは最高だろ? 衣装とかもあるよ」と提案するクーパー。突如、理解しがたいことを口走る父に“信じられない”という視線を送った娘は、「そんなことダメだって。様子が変だけどどうかしたの?」とさらに疑惑の表情を浮かべる。クーパーは「別に、興奮してるだけだよ」と取り繕うのだが……。
異常な数の監視カメラ、300人を超える警官たちに、FBI特別捜査官。逃げ場ゼロに追い込まれたクーパーは、ライブに夢中の娘をそっちのけで、必死に出口を見つけようとする。どんな手を使ってでもアリーナから脱出するために、手段は選ばない。暴走を始めたクーパーは、この後どんな騙しの手口を繰り出すことになるのか。
「トラップ」は10月25日公開。