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正反対の従兄弟たちが向き合う“リアル・ペイン”とは? 予告&キービジュアル&場面写真

映画.com 2024年10月16日 10時0分

 ジェシー・アイゼンバーグ(「僕らの世界が交わるまで」)が監督・脚本・製作・主演を務め、キーラン・カルキン(「メディア王 華麗なる一族」)が従兄弟役で共演した「リアル・ペイン 心の旅」の予告編(https://youtu.be/R1SPsp7i_nQ)、完全日本オリジナル版のキービジュアル、場面写真7点がお披露目。映像では、アイゼンバーグとカルキン演じる正反対なキャラクターが繰り広げる息の合ったやりとりに、思わず笑いがこみ上げる。あわせて公開日は、2025年1月31日に決定した。

 予告編の冒頭では、かつて兄弟同然に育ったものの、近年は疎遠になっている従兄弟のデヴィッド(アイゼンバーグ)とベンジー(カルキン)が数年ぶりに再会。亡くなった最愛の祖母を偲ぶため、彼女の故郷ポーランドを旅するツアー旅行に参加する。さまざまな地をめぐり、ユニークなツアー客たちと交流しながら、目的地であるマイダネク(※ナチス・ドイツが設置した強制収容所のひとつ。現在は跡地として見学が可能)へ向かう道中、家族のルーツや、それぞれの人生の葛藤や“リアル・ペイン”(本当の痛み)と向き合うふたりが切り取られている。

 デヴィッドは、華やかさはないものの、安定したIT業界で働き、ブルックリンの自宅で妻や子どもと暮らす、地に足がついたように見えるキャラクター。対するベンジーは、情熱的でチャーミング、自由奔放で人を魅了するが、どこか危うさを合わせ持ち、アンバランスな一面も垣間見えるキャラクターだ。しっかり者のデヴィッドと、どこか子どものようなベンジーが、時に騒動を巻き起こす旅路が、コミカルにテンポよく描かれ、抜群の“バディコメディ”に仕上がっている。

 アイゼンバーグとカルキンに加え、ウィル・シャープ(「Giri / Haji」)が、教養があり温厚なツアーガイドのジェームズに扮する。ジェニファー・グレイ(「ダーティ・ダンシング」)は、ベンジーとすぐに意気投合するチャーミングな女性マーシャ役。離婚したばかりで、自分探しの旅としてツアーに参加する役どころだ。

 ローレンス・オリビエ賞のミュージカル助演女優賞を受賞したライザ・サドビと、アイゼンバーグの舞台に2度出演し、ブロードウェイで活躍するダニエル・オレスケスは、仲睦まじいカップルのダイアンとマークを演じている。ツアー参加者のなかでも異例の経歴を持つのが、カート・エジアイアワンが演じる、ルワンダ内戦を生き延びたエロージュだ。同じくエロージュという名前をもつ、アイゼンバーグの友人がモデルとなっており、集団虐殺のトラウマを経験した唯一の人物として登場する。

 キービジュアルでは、美しい風景のなかで寄り添うデヴィッドとベンジーを活写。ふたりの姿に、「この旅の先に、僕らは未来を見つける」というコピーが添えられており、アイゼンバーグが快諾した、完全日本オリジナルのデザインとなっている。場面写真では、ふたりが並んで笑顔を浮かべたり、食事をしたりする様子が映し出され、ツアー客の顔ぶれも確認できる。

 「リアル・ペイン 心の旅」は、25年1月31日に東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国公開。第37回東京国際映画祭で、ジャパンプレミアを迎える。

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