10月11日~10月13日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表された。今週は、人気シリーズ「踊る大捜査線」のキャラクター、室井慎次を主人公に描く「室井慎次 敗れざる者」(東宝)が、初日から3日間で動員25万1000人、興収3億6100万円をあげ、1位に輝いた。月曜日の祝日を含む公開4日間の累計成績は、動員34万5000人、興収4億8900万円を記録した。
「踊る大捜査線」で現場の捜査員のために戦ってきた室井慎次を主人公にした2部作の前編で、亀山千広プロデュース、君塚良一脚本、本広克行監督と、シリーズ開始から27年を室井と共に歩んできた製作陣3人が再集結。新たなキャストとして福本莉子、齋藤潤、松下洸平らが参加している。
2位は、トッド・フィリップスが監督し、ホアキン・フェニックスがアカデミー賞で主演男優賞を獲得した「ジョーカー」の続編「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」(ワーナー)。初日から3日間で動員21万3000人、興収3億5400万円をあげてランクインした。公開4日間の累計成績は、動員27万9000人、興収4億5600万円。ジョーカーの前に突然現れる謎の女、リーをレディー・ガガが演じている。
公開8週目となる「ラストマイル」(東宝)は、前週よりワンランクダウンの3位となり、週末3日間で動員7万4000人、興収1億1100万円を記録。祝日も含んだ累計成績は、動員375万人、興収53億円を突破している。
4位は、前週1位で初登場した「シビル・ウォー アメリカ最後の日」(ハピネットファントム・スタジオ)が続き、公開11日間の累計成績は動員29万人、興収4億円を超えた。
7位は、口コミで話題を呼び、順次拡大公開されている「侍タイムスリッパー」(ギャガ/未来映画社)が初のランクイン。幕末の侍が時代劇撮影所にタイムスリップし、“斬られ役”として第二の人生に奮闘する姿を描き出している。普段は米農家を営む安田淳一監督の長編3作目で、「自主映画で時代劇を撮る」という試みに、脚本にほれ込んだ東映京都撮影所が特別協力した。