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「SUPERMAN」実写映画にクリプト登場 ジェームズ・ガン監督の愛犬がきっかけ

映画.com 2024年10月16日 20時0分

 ジェームズ・ガン監督が手がける2025年公開の注目作「SUPERMAN(原題)」で、DCコミックスの人気キャラクター「クリプト」が実写映画として初めて登場することを明らかにした。

 クリプトは1955年に「アドベンチャー・コミックス」で初登場して以来、「スーパーマン」のアニメシリーズや映画で活躍してきたが、実写映画での登場は今回が初めてとなる。忠実で賢く、鋼鉄も噛み切ることができるスーパードッグで、スーパーマンの良き友という設定。ガン監督が公開した動画では、デイビッド・コレンスウェット演じるスーパーマンと共に、月面に座るクリプトの姿が描かれている。

 ガン監督は自身のSNSで、クリプトのキャラクター創造に至った経緯を明かした。

 「クリプトは、『SUPERMAN(原題)』の脚本を書き始めた直後に我が家に迎えた犬オズにインスパイアされています。オズは60匹もの犬がいる劣悪な環境から保護された犬で、人間との触れ合いを知りませんでした。家に来るなり、家中を荒らし、靴や家具を噛み、私のノートパソコンまで食べてしまったんです。触らせてくれるようになるまでかなり時間がかかりました」

 さらにガン監督は、「もしオズに超能力があったら、生活はどれほど大変になるだろう」と考えたことが、クリプトを物語に登場させるきっかけになったと語っている。なお、オズという名前は日本の巨匠・小津安二郎監督から取られたものだという。

 ガン監督がクリプトの登場を発表したのは、アメリカでは10月が「保護犬を迎えよう月間」であるためだ。「今日では、オズはかなりの頻度で良い子にしています。問題児だった保護犬のクリプトをお披露目するのに、これ以上ないタイミングでしょう」と述べている。この発表により、多くのファンに保護犬への関心を喚起することを意図しているようだ。

 ジェームズ・ガン監督がメガホンをとる「SUPERMAN(原題)」は、25年7月11日に全米公開予定だ。

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