「シュレック」や「ボス・ベイビー」「ヒックとドラゴン」シリーズなどを手掛けたドリームワークス・アニメーションの最新作「野生の島のロズ」の第1弾予告編と新たなポスタービジュアルが披露された。
本作は、野生の島で起動した最新型アシスト・ロボットの「ロズ」にひょんなことから愛情が生まれ、動物たちと共生し、島の危機を乗り越えていく感動の物語。原作は、アメリカの作家ピーター・ブラウンによる「野生のロボット」シリーズ。2016年に出版された「野生のロボット」はニューヨーク・タイムズのベストセラーリストで1位を獲得したほか、チルドレンズ・チョイス・アワードの年間最優秀イラストレーター賞や、ニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞等を含む数多くの文学賞を受賞した。
監督・脚本は、「リロ&スティッチ」や「ヒックとドラゴン」などを手掛けたクリス・サンダース。製作は、「ボス・ベイビー ファミリー・ミッション」「カンフー・パンダ」シリーズのジェフ・ハーマン。本国声優キャストには、ロズ役のルピタ・ニョンゴをはじめ、ペドロ・パスカル、キャサリン・オハラ、ビル・ナイ、キット・コナー、ステファニー・シュウらが参加している。
最新型アシスト・ロボットのロズが目覚めたのは、大自然に覆われた無人島。動物たちの行動や言葉を学習し、徐々に未知の世界に順応しはじめたある日、ロズは雁の卵を見つけ、雛を孵(かえ)すことに。「ママ!」――そう呼ばれた瞬間、ロズの奥深くで、ある変化の兆しが現れる。ひな鳥をキラリと名付けたロズは、ハズレ者のキツネ・チャッカリの知恵を借りながら、食べる、泳ぐ、飛ぶという渡り鳥に必要なことを手探りで教えていく。
9月上旬に開催された第49回トロント国際映画祭でのワールドプレミアを皮切りに世界37カ国で公開され、全世界興行収入は1億ドルを突破。9月27日から公開されたアメリカでは、事前予測を上回る初週末興行収入3500万ドルの全米No.1スタートを切り、映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では批評家&観客スコアともに98%(10月9日時点)の高評価を獲得している。
ドリームワークス史上最高傑作との呼び声も高く、「とても美しく、感情に訴える力強い作品。目もくらむような鮮やかなシークエンスと、印象的なキャラクターたちの素晴らしい声の演技。2024年のベスト作品!」「アニメ映画ファンへのラブレター。ストーリー、アニメーションのスタイル、音楽、キャラクターデザイン、声優、すべてが最高でした」など、絶賛評が寄せられている。
予告編では、ロズが無人島で“ご用件”を聞くために島をめぐり、様々な動物たちに声をかける様子が描かれる。動物たちはロズを「怪物」と呼び、逃げ回るが、ある日、偶然見つけた雁の卵を孵化させる。生まれたばかりのひな鳥は、最初に見たロズを「ママ!」と呼び、片時も離れずついて回る。ひな鳥をキラリと名付けたロズは、キツネのチャッカリやオポッサムのピンクシッポにサポートしてもらいながら子育てに奮闘。「生きること」を学び、「心」が芽生えたロズは、飛び方を覚えたキラリの旅立ちの時を前に、別れの予感を感じ、初めて寂しそうな表情を浮かべる。後半には突如、戦闘型ロボットが舞い降りる様子も描かれ、先の展開が気になる映像となっている。
「野生の島のロズ」が2025年2月7日より全国公開。