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騙すか、騙されるか―― シャマラン監督新作「トラップ」で描かれる、切り裂き魔 vs FBIの“究極の心理戦”

映画.com 2024年10月19日 12時0分

 「シックス・センス」「オールド」で知られるM・ナイト・シャマラン監督の最新作「トラップ」の新場面写真が披露された。犯罪者心理を先読みし、主人公である切り裂き魔を追い詰める冷静沈着なFBIプロファイラーの姿をとらえている。

 溺愛する娘と世界的アーティストのアリーナライブを楽しむ家族思いの父・クーパー(ジョシュ・ハートネット)のもうひとつの顔……それは、指名手配中のサイコな切り裂き魔だった。そして、この巨大ライブこそ、彼を捕まえるため仕組まれた前代未聞の“罠(トラップ)”。トラップに隠された衝撃の真実とは? 予測不能の騙し合いサスペンスが描かれていく。

 本作の最大の見所は、自分に仕掛けられた罠に気づいたサイコキラーと、犯人特定と逮捕を目論むFBIプロファイラーが繰り広げる“究極の心理戦”。巨大アリーナで自分に仕掛けられた罠に気づいたクーパーは、娘には見せないもう一つの顔で行動を開始する。

 売店のスタッフに聞き込みをし、体調を崩した女性を押し倒して混乱させ、警察の無線を盗んで次の動きを見定める。場外に配備された武装車のチェックも怠らない。その行動には殺気すら漂う。

 場面写真は、クーパーの前に立ちはだかるFBIのプロファイラーを捉えている。犯罪心理分析のプロである彼女は、切り裂き魔の次の動きを先読みして常に的確な指示を出す。しかし、クーパーも負けてはいない。無線の交信に聞き耳を立てて次の手を打つのだ。そして、警官を混乱に陥れるためにクーパーの手が火災報知器に伸びた時、「火災警報に注意」と指示するFBIの声が。常に冷静沈着に行動を予測するFBIが切り裂き魔を追い詰めていく。騙すか、騙されるか。逃げ場なしのライブ中に繰り広げられる、息もつけない“究極の心理戦”はどんな展開を迎えることになるのか。

 「トラップ」は10月25日から公開。

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