Amazon Originalドラマ「龍が如く Beyond the Game」の世界独占配信記念ワールドプレミアが10月21日、都内で行われた。2005年の発売以来、多くのシリーズ作品が制作され、国内外で人気を博すSEGAのゲーム「龍が如く」に着想を得た、オリジナル脚本による実写ドラマ。プレミアには主演を務める竹内涼真をはじめ、共演する賀来賢人、河合優実、唐沢寿明、青木崇高、中山ひなの、監督の武正晴(「全裸監督」)が出席した。
「龍が如く Beyond the Game」は、ゲームと同じく実在の歓楽街をモチーフに作られた神室町(かむろちょう)を舞台に、兄弟同然で育った孤児たちの生き様を、1995年と2005年という2つの時間軸を行き来しながら、エモーショナルに描くクライムアクションドラマだ。
竹内は義理人情に厚く、強くてカリスマ性のある“伝説の極道”桐生一馬を演じた。配信を待ちわびるファンの熱気を目の当たりにし、「胸がいっぱいですね。魂込めて、命がけで作ったので、僕らの熱量がまっすぐに届けば」と感無量の面持ちだ。
そして、「難しい挑戦だったが、やはりリスクをとってチャレンジしないと、サプライズは起きない。全員が同じ方向に向かう現場に、価値を感じていた」と振り返り、「世界中の皆様に見てもらえるのが楽しみ」と世界配信に期待感。会場には海外プレスも駆けつけ、英語での挨拶も求められたが、思うように言葉が出ず「英語、難しい!」と悪戦苦闘する場面もあった。
地下格闘技場でのファイトシーンも見せ場になっており、竹内は「最初はミット打ちもできなくて。一から教えてくださったトレーナーの方に感謝しています」。そんな竹内の姿について、錦こと錦山彰役で共演する賀来は「1日に何試合も、ノースタントで全部のアクションをこなしていた。僕は『生きて帰ってこい』と見守るだけしか」と最敬礼だ。
「リングが神聖な場所に感じて。手出しできない気迫を感じ、声を出して応援するしかできなかった」(河合)、「賀来さん、河合さんと応援したが、すごい迫力で、役に本気で向き合う姿がかっこいい」(中山)と女性陣も、竹内の奮闘にシビれた様子だった。
竹内ら4人の若者が育った児童養護施設を運営する風間新太郎を演じた唐沢も、「すごい大胸筋でしたよ。相当ストイックにやっていたよね。自分でお弁当も用意して、ササミとかね、食べているんですよ。かわいそうになっちゃって」と、竹内の過酷な役作りを称賛。「若い方々の活躍をぜひ楽しんでください」とアピールしていた。
一方、シリーズ屈指の悪役である“嶋野の狂犬”真島吾朗を演じた青木は「真島の兄さんを演じられて大変光栄です。ぜひ愛していただければ」と思い入れは格別。「ゲームのビジュアルに寄せていくアプローチが必要だと思い、ゲームの動画をくまなくチェックした。印象的なセリフはピックアップして、ドラマのどこかに差し込ませてもらったり」と、役作りのこだわりも語った。
武監督は「世界各国、これからどう皆さんに伝わるのか、どう続いていくのか期待しております。ゲーム、ドラマともに新しい展開があれば」とさらなる広がりに心躍らせていた。
Amazon Originalドラマ「龍が如く Beyond the Game」が、10月25日から、Prime Videoで世界独占配信。全6話(10月25日、11月1日に各3話ずつ配信)。