本日10月22日は、日本で最初のカラー長編アニメーション映画が公開された日を記念し、2017年に制定された“アニメの日”。ちなみに、その記念すべき作品は、東映動画スタジオ(現・東映アニメーション)が製作した「白蛇伝」。中国に古くから伝わる説話をもとに、白ヘビの化身である白娘と、その恋人の許仙の愛の物語だ。
そんなアニメの日にちなんで、この記事では、いまや世界のエンタテインメントをリードするマーベル・スタジオが手がけるアニメ作品を一挙ご紹介。最強ヒーローがチームを組んだアベンジャーズのド派手なアクション作品から、人気キャラクターの癒し系短編まで、気分で選べるバラエティ豊かなラインナップが、ディズニープラスで配信中だ。
●「ホワット・イフ…?」
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)における重要な瞬間に焦点を当て、「もしも、……だったら?」というコンセプトの下、実写映画とは別の物語を紡ぐスタジオ初のアニメシリーズ。マーベル・スタジオ社長のケビン・ファイギが制作総指揮を務め、「もしも……、ソーがひとりっ子だったら?」「もしも……、ウルトロンが勝ったら?」といった、実写作品では描かれることのなかったアベンジャーズをめぐる“別の運命”が描かれ、ファンの心をつかんだ。また、「作画レベルがとんでもなく高い」「アクションシーンの見応えハンパない」など、アニメ作品としてのクオリティも好評を博している。マーベルだからこそのド派手アクションをアニメで堪能できる作品に仕上がっている。
●「アイ・アム・グルート」
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズに登場する人気キャラクター、ベビー・グルートを主人公に迎え、“小さな大冒険”へと繰り出す姿を描いた短編アニメ作品。身長25センチ、話せる言葉は「ボクはグルート」だけの小さな木であるベビー・グルートが、宇宙の彼方を旅しながら、小動物と触れ合ったり、全身を使って自分より大きな雪だるまを作ったり、その愛くるしい日常は癒し効果抜群。ベビー・グルートが主役だけに、各話5分前後という“短さ”もうれしいポイント。日頃の隙間時間で、ベビー・グルートの冒険に癒されてみては? 日本版声優は、映画でもおなじみの俳優・遠藤憲一が担当している。
●「X-MEN '97」
ウルヴァリン、マグニートー、プロフェッサーXといった、実写映画でも広く知られる人気キャラクターが多数登場するミュータント集団「X-MEN」シリーズの新たな物語。1990年代に人気を博した伝説の作品が復活した。突然変異による超人的能力のせいで、人間たちから嫌われても、ミュータントに対する世界の偏見をなくすために能力を駆使して人間を守り続けている彼らが、本作では、想像を超えた危機が差し迫るなか、かつてないほど壮絶な挑戦に臨む。当時のテイストを受け継いだアニメタッチや音楽が「めちゃくちゃ面白い。画が豪華」「作画は90年代に寄せつつ、戦闘シーンは最新アニメならではの演出が光る」と、高く評価されている。
●「マーベル アベンジャーズ・アッセンブル」
実写映画でもおなじみの、アイアンマン、ハルク、ソー、キャプテン・アメリカ、ホークアイ、ファルコン、ブラック・ウィドウら、マーベルの最強ヒーローたちが集結して強大な敵に立ち向かう物語を、全5シーズンに渡り描いたアニメ作品。数多くの人気キャラクターの活躍を、大迫力のアニメでも楽しむことが可能だ。マーベル作品の世界観を、ガッツリ濃密に楽しみたい人におすすめ。
●「よろしく! スパイディとすごいなかまたち」
街のピンチを救うスパイダーマンと、彼のことを助ける仲間たちを紹介した短編アニメ作品。ひとりで仕事をするのが得意なスパイダーマンだったが、仲間がそばにいれば困っている人をもっと助けることができると知ることに。愉快で素敵なスパイダーマンの仲間たちが、全2シーズンにわたって紹介されている。かわいらしいアニメは、子どもも存分に楽しんで見ることができる。
●「アイアンマン&ハルク 奇跡のタッグ」
アベンジャーズの人気キャラクターであるアイアンマンとハルクが最強タッグを組み、世界を破壊しようとする無敵のモンスターを相手に共闘するCGアニメ映画。どちらか一方では最強モンスターには敵わないが、ふたりが協力すれば怖いものなし。奇跡のタッグを組んだ彼らの勇姿に注目したい。