ハリウッド女優のエバ・メンデスが、俳優業への復帰条件として夫のライアン・ゴスリングとの共演を挙げた。
メンデスは英紙「サンデー・タイムズ」のインタビューで、「唯一、スクリーンに戻りたいと思うのは、夫と一緒の作品だけです」と告白する。その理由について「彼は私から、これまで誰も近づけなかった何かを引き出してくれるんです」と説明。夫との共演が、自身の演技力を最大限に引き出す鍵だと考えているようだ。
2014年を最後に演技から遠ざかっているメンデスだが、ゴスリングとの共演なら復帰にも前向きだ。ふたりは過去に、11年の「Drunk History Christmas(原題)」と12年の「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ 宿命」の2本の作品で共演している。特に後者での共演経験が、メンデスにとって印象深いものだったことがうかがえる。
メンデスは01年の「トレーニング デイ」で注目を集め、その後「最後の恋のはじめ方」(05)や「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!」(10)などのヒット作に出演。しかし、14年の「ロスト・リバー」を最後に俳優業から退いた。
「実は、演技に恋をしたことはなかったんです」とメンデスは率直に語る。「自分を卑下するわけではありませんが、私は偉大な女優ではありませんでした。素晴らしい人たちと仕事をした時には、良い瞬間もありましたけどね」
現在、メンデスは2人の子どもの母親として、俳優業以外の分野で活躍している。清掃会社を立ち上げ、モデルとしても活動。最近では子ども向けの本「Desi, Mami, and the Never-Ending Worries(原題)」を執筆し、不安を抱える幼い娘を助ける母親の物語を描いた。
メンデスの発言は、プライベートと仕事の理想的なバランスを模索する多くの女性たちの共感を呼びそうだ。果たして夫婦で共演する機会が訪れるか注目が集まっている。