「めぐり逢えたら」「インターステラー」など数々のヒット作を手がけた米国の映画プロデューサー、リンダ・オブストさんが10月22日(現地時間)、ロサンゼルスで死去した。74歳。慢性閉塞性肺疾患(COPD)を患っていたと、米Deadlineが報じている。
米ニューヨーク・タイムズ紙の編集者だったオブストさんは、ロサンゼルスに移住後、1982年にゲフィン・カンパニーに参画。音楽界の大物プロデューサーとしても知られるデビッド・ゲフィンの下で、後に「フラッシュダンス」となる脚本の企画開発を担当した。
その後、デブラ・ヒルと共同でヒル/オブスト・プロダクションズを設立し、「ベビーシッター・アドベンチャー」「フィッシャー・キング」を製作。1989年からはコロンビア・ピクチャーズと契約を結び、ノラ・エフロン監督のデビュー作「ディス・イズ・マイ・ライフ」を製作、エフロン監督の2作目となる「めぐり逢えたら」では製作総指揮を務めた。
クリストファー・ノーラン監督の「インターステラー」では、ノーラン監督、妻のエマ・トーマスとともに、プロデューサーを務めている。
ハリウッドの舞台裏を描いた著書「Hello He Lied: And Other Truths from the Hollywood Trenches」はベストセラーとなった。