「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」でアカデミー賞助演男優賞に輝いたキー・ホイ・クァン主演の新作アクション映画のタイトルが「Love Hurts(原題)」に決定したと、米Deadlineが報じている。
本作の注目ポイントは、「ジョン・ウィック」シリーズを手がける製作会社87North Productions(87ノース)による製作であること。同社は「アトミック・ブロンド」「ジョン・ウィック」シリーズ、「Mr.ノーバディ」「ブレット・トレイン」と、独自の世界観を持つアクション作品を次々とヒットさせている。特に「ジョン・ウィック」では革新的なガンフーアクションを確立し、「Mr.ノーバディ」では人気ドラマ俳優のボブ・オデンカークを新たなアクションヒーローに仕立て上げた。
メガホンを取るのは、「ジョン・ウィック」シリーズでスタントコーディネーターとして活躍し、「アベンジャーズ」シリーズ、「ブラックパンサー」など数々の大作で格闘シーンを手がけてきたジョナサン・ユセビオ。ハリウッドのアクション映画の最前線で腕を磨いてきた実力者による、待望の長編映画監督デビュー作となる。
主演のクァンは、1984年に「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」で12歳で映画デビュー。翌年の「グーニーズ」でも人気子役として活躍したものの、ハリウッドにおけるアジア系俳優の需要が少ないことから約30年にわたり第一線から離れていた。しかし2022年の「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」で華々しい復帰を果たし、アカデミー賞助演男優賞を受賞。本作では、「ジョン・ウィック」で世界的評価を確立した87ノースとユセビオのタッグにより、新たなアクションスターへの変貌が期待されている。
「Love Hurts(原題)」の全米公開は2025年2月7日を予定している。