「踊る大捜査線」をはじめとする「踊るプロジェクト」の最新映画2部作の後編「室井慎次 生き続ける者」が、11月15日の公開に先駆け、11月8~10日に前編「室井慎次 敗れざる者」上映の全国381館で先行上映されることが発表された。ファンの声に応える形で先行上映が決定するのは、異例となる。あわせて、2012年に放送された「踊る大捜査線 THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件」の地上波放送も決定した。
97年の連続ドラマが放送開始された「踊る」シリーズは、翌98年に「踊る大捜査線 THE MOVIE」が公開され、興行収入100億円超えの超大ヒットを記録。03年公開の映画第2弾 「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」は、興行収入173.5億円を叩き出し、今なお邦画実写記録のトップに君臨している。
シリーズの生みの親ともいえる亀山千広(プロデュース)、君塚良一(脚本)、本広克行(監督)が27年の時を経て再結集した最新作では、警察を辞めて穏やかな暮らしを送る室井慎次(柳葉敏郎)に再び事件の影が忍び寄る。
10月11日に全国381館で封切られた前編「室井慎次 敗れざる者」の初日舞台挨拶では、柳葉が本作に対する想いを告白。最初は「断ろうと思った」ことを明かし、「本広監督、亀山プロデューサー、脚本家の君塚さんとお話しをしている間に、皆さんの室井に対する熱い想いが感じられ、覚悟を決めてやらせていただきました」と胸の内を語った。
10月11~14日の4日間で、観客動員数は34万人を超え、興行収入4億8000万円を突破。リピーターも多く、2週連続で週末観客動員No.1(※10月11日~13日、10月18日~20日 興行通信社調べ)を獲得。10月23日までの公開13日間で観客動員数69万人以上、興行収入9.6億円超えの記録を達成し、SNS上では後編に向けて考察も盛り上がっている。
「室井慎次 敗れざる者」の大ヒットを記念して、11月10日午後7時からフジテレビ系で「踊る大捜査線 THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件」のプロデューサーカット版を放送。12年9月1日に放送されたもので、世帯視聴率は21.3%(※関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録した。11月16日午後7時からは、BSフジで同作のノーカット完全版を放送する。11月16日午後9時からは、フジテレビ系の土曜プレミアム枠で映画「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」(12)も放送予定。