1950年代からウッドストック音楽の伝説的存在として、多くのアーティストに影響を与えるも、生涯引きこもり生活を続けた男のドキュメント「ボビー・チャールズ 極楽の歌」が、12月13日からYEBIS GARDEN CINEMAで2週間限定公開される。メインビジュアルと場面写真10点、予告編が披露された。
本作は類まれなる才能から180を超える曲を生み出し、ザ・バンドやボブ・ディランなど250組以上のアーティストたちから愛されるも、公の場に姿を現すことを嫌い謎に包まれていたボビー・チャールズのルーツを辿る音楽ドキュメンタリー。彼とその音楽に魅せられたデビッド・デュボス監督が9年の歳月をかけて完成に漕ぎつけた奇跡の映像だ。
メインビジュアルは、ギターを抱えウッドチェアに腰をかけるボビー・チャールズの笑顔が印象的なデザインで、デビュー以来ウッドストック派を代表するアーティストでありながら、内向的で生涯引きこもり生活を続けたボビーの貴重な姿が捉えられており、1972 年にリリースされた傑作アルバム「Bobby Charles」の温かみのあるサウンドを思い出させるビジュアルに仕上がっている。
予告編には、ボビーのルーツをたどる貴重な資料となる映像の数々や、ドクター・ジョンが「音楽には魂が必要だ。ボビーにもその魂があった」と語る姿や、ボビーが手掛けた R&B の名曲「Jealous Kind」をピアノで弾くアラン・トゥーサントといった、ニューオーリンズ音楽のレジェンドたちのインタビューの様子も捉えられている。197 年ザ・バンドの伝説的な解散コンサート「ラスト・ワルツ」という大舞台に参加するも、その記録映像にも一切姿を映さなかったほど、シャイで謎に包まれていた男のルーツが紐解かれる。
12月13日から、YEBIS GARDEN CINEMA にて2週間限定公開。
▼ピーター・バラカン氏推奨コメント
1972年に知られざる傑作アルバムを作ったボビー・チャールズはルイジアナ州南⻄部の⽥舎で⽣まれ育ったソングライターでした。1950年代にロックンロールの⼤ヒット曲「See You Later Alligator」の作者でもある彼は歌手としても素晴らしい才能を持っていたのに、極めてシャイな性格で脚光を避けていました。日本には意外に多い彼のファンの一人としてこのドキュメンタリーをぜひ多くの音楽ファンに⾒ていただきたいです。