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「インターステラー」10周年を記念して11月22日からIMAX再上映! “ノーラン史上最高傑作”の呼び声高いSF超大作

映画.com 2024年10月28日 7時0分

 クリストファー・ノーラン監督の代表作のひとつ「インターステラー」(14)が公開10周年を記念して、11月22日からIMAXで期間限定で再上映されることが決定した。

 第二次世界大戦下、世界の運命を握った実在の天才科学者の栄光と没落の生涯を彼の心の時間軸を通して描き、第96回アカデミー賞作品賞・監督賞を含む最多7部門を受賞した「オッペンハイマー」。時間を“逆行”させ、未来に勃発する第三次世界大戦を防ぐために奔走するタイムサスペンス「TENET テネット」。夢の中の迷宮を舞台に企業スパイたちの攻防を描いた「インセプション」。アメコミ映画を根底から覆し、社会現象を巻き起こした「ダークナイト」シリーズ。ノーラン監督は斬新なアイデアと革新的ビジュアルを圧倒的リアリティを追求して描き、“最も次回作が期待される映画監督”として注目を集めている。

 映画ファンの間で“ノーラン史上最高傑作”の呼び声高いSF超大作「インターステラ―」は、地球規模の異常気象と飢饉によって人類滅亡の危機が迫る近未来が舞台。元宇宙飛行士のエンジニアで現在はトウモロコシ農場を営んでいるクーパー(マシュー・マコノヒー)は、NASAの要請に応じてラザロ計画に参加することになる。その計画とは、土星付近に突然発生したワームホールを通り抜け、新しい惑星へと人類を移住させるという、命を懸けた前代未聞の極限ミッションだった。家族と人類の未来を守るため、クーパーは少数精鋭のクルーと共には前人未到の地へと旅立つ。

 最大の見どころは、衝撃の宇宙体験。第87回アカデミー賞で5部門にノミネートされ視覚効果賞を受賞した本作は、ワームホール、水の惑星、氷の惑星、ブラックホール、5次元空間と、怒涛の展開で想像を絶する世界へと観客を没入させる。ワームホールとブラックホールを映像で再現するために、科学コンサルタントとして理論物理学者のキップ・ソーンをエグゼクティブ・プロデューサーとして招き、ソーンは本作の公開から3年後の17年にノーベル物理学賞を受賞している。

 さらに、65mm15パーフォーレーションのIMAXフィルムを使用し、手持ち、撮影セット、時には頭に取り付けるなど、ありとあらゆる場面でIMAXカメラを使用して撮影。「オッペンハイマー」でアカデミー賞撮影賞を受賞した撮影監督のホイテ・ヴァン・ホイテマと初タッグを組んだことでも知られている。人間の持つ強さと弱さを浮き彫りにするエモーショナルな感動ドラマも見どころのひとつ。時間も宇宙空間さえをも一瞬にして超えてしまうほど強く深い親子の絆が心を揺さぶる。

 11月22日は本作が日本初公開されたときの公開日で、本演を務めたマコノヒーにあやかって日本記念日協会に登録された「マシュー・マコノ日」でもある。マコノヒーは認定当時、「自分の名前で自分の日ができるなんて、今まで一度もなかったよ。僕の誕生日はちょうど11月なんだよね。僕にとって初めての僕の日。とても光栄です」とコメントを寄せている。

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