大ヒット映画「アイアンマン」「アベンジャーズ」シリーズでアイアンマンことトニー・スタークを演じてきたロバート・ダウニー・Jr.が、映画版の同キャラクターのインスピレーションになったとされるイーロン・マスクに対して苦言を呈した。
「アイアンマン」の脚本家マーク・ファーガスは、マスクの技術力、生意気さ、そして全体的なエネルギッシュさが、映画版のトニー・スタークにインスピレーションを与えたとかつて明かしていた。「アイアンマン2」では、マスクがカメオ出演し、ダウニー・Jr.とともにスクリーンに登場した。
このほどポッドキャスト「On with Kara Swisher」に出演したダウニー・Jr.は、「マスクが実生活でトニー・スタークのコスプレをしていることについてどう思うか」と質問されると、「彼に会ったのは数回だけだ。もうすぐ60歳になるアメリカ白人男性として、彼にはもう少し行動を抑えてほしいと願うばかりだが、それは私の責任ではない」と苦言を呈した。
一方で、「火星に行けたらすべてうまくいくという考えを、私は信用していない。だが、彼が貴重な存在であることを示す、彼がしてきたすべてのことに目を向ける必要がある」と付け加えた。
ちなみに、ウォルター・アイザックソンによるマスク公認の伝記本を、A24がダーレン・アロノフスキー監督とともに開発を進めており、米バラエティではマスク役にふさわしい役者としてダウニー・Jr.の名前を挙げていた。