藤田ニコルが実写映画初出演した「あたしの!」で、劇中ホラー映画の主人公を演じていることがわかった。クランクアップ時のコメント映像が公開された。
本作は、「ヒロイン失格」「センセイ君主」の幸田もも子氏の人気漫画(集英社マーガレットコミックスDIGITAL刊)を映画化したもの。明るくて嘘がつけず、自分の気持ちにまっすぐ突き進む主人公・関川あこ子役を「日向坂46」元メンバーの渡邉美穂、もう一人の主人公で、誰もが憧れる学校イチの王子様・御共直己をグローバルボーイズグループ「INI」の木村柾哉が務めた。
あこ子の大親友で最大の恋のライバルとなる谷口充希役で齊藤なぎさ、直己の親友であこ子たちの良き相談相手となる成田葵央役で山中柔太朗が共演。本作が長編映画初監督となる横堀光範がメガホンをとった。
原作者の幸田氏と親交があることから出演が実現した藤田は、直己の家であこ子たち4人が鑑賞するホラー映画「ひとりぼっち」の主人公として登場。本作のために作られた架空のオリジナルホラー作品で、「八つ墓村」をベースに作られた。
映画の芝居に初挑戦した藤田は、「これまでの人生の中でもいい経験をさせていただいたな、と。自分の今までのお仕事ランキングで上位に入ってくるぐらい素敵な経験ができました!」とコメント。「初めて血糊を体験したんですけど、(頬についた血糊が)最後、可愛くハート形になったので嬉しいです♡」と笑顔を見せた。
山奥で何者かから鬼気迫る表情で逃げるシーンは、実際に険しい急斜面で撮影が行われたといい、「山を登るのがすごく大変でした。演技で息遣いが難しかったので、本当に呼吸を荒くするため山の下の方から何度も駆け上がったので疲れました……(笑)」と思わず本音を吐露。
「モデルのお仕事もいろんなスタッフの皆さんで出来上がっているけど、それよりもっと関わっている人の数も多く、いろんな人の力で映画が出来上がっているんだというのを見てすごい感動しました」と感想を語り、最後は「映画をご覧になる方は急に私が出てきてびっくりしちゃうかもしれませんが、自分役の演技以外は初めてなので優しく見守っててください、見つけてね!」とアピールした。
「あたしの!」は、11月8日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。