萩原利久が主演し、河合優実がヒロインを務める「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」に、安齋肇、浅香航大、松本穂香、古田新太が出演することが分かった。
原作は、お笑いコンビ「ジャルジャル」の福徳秀介が20年に小説家デビューを果たした恋愛小説。「勝手にふるえてろ」「私をくいとめて」やNHKドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」などを手掛けた大九明子が監督と脚本を務めた。
主人公は、冴えない毎日を送る大学生の小西徹(萩原)。学内唯一の友人・山根や銭湯のバイト仲間・さっちゃん(伊東蒼)とは、他愛もないことでふざけあう日々。ある日の授業終わり、お団子頭の桜田花(河合)の凛々しい姿に目を奪われ、思い切って声をかけると、偶然が重なり急速に意気投合する。会話が尽きないなか、「毎日楽しいって思いたい。今日の空が一番好き、って思いたい」と桜田が何気なく口にした言葉が胸に刺さる。その言葉は、奇しくも半年前に亡くなった祖母の言葉と同じだった。そんな矢先、運命を変える衝撃の出来事がふたりを襲う。
このほど出演が明らかになった安齋が演じるのは、小西と桜田がよく訪れるカフェのマスター。独特の存在感でふたりが距離を縮めていく様子を見守る。また、浅香はさっちゃんの父親を演じ、ギターを演奏するシーンは見どころのひとつとなっている。松本は、小西とさっちゃんを優しく見守るお姉さん的存在の夏歩に扮する。古田が演じるのは、小西とさっちゃんのバイト先である銭湯の店主・佐々木。本人は佐々木のキャラクターを「人のいい風呂屋」とコメントしており、ユーモアたっぷりに小西とさっちゃんを本当の家族のように支える。
「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」は、2025年4月にテアトル新宿ほか全国で公開。
安齋、浅香、松本、古田のコメント全文は以下の通り。
【安齋肇(マスター役)】
人生最高の体験をありがとうございました。
四年ほど前、深夜番組から縁のなくなったクソジジイに
キラキラとしたこの作品のオファーをいただいた時は、
生意気にもお断りしようと当然思っていました。
門外漢の自分は“だいこん”だと、充分自覚していたからです。
あの日、粘るスタッフの説得に負けて、本当に良かった。
僕は試写室で泣きました。映画の熱量に泣きました。
そお、生きていたらいいこともあるんだね。生きていたら。
【浅香航大(さっちゃんの父役)】
福徳さんの原作を、見事に脚本に落とし込んだ大九監督の作品の一員になりたいと思いました。
言葉や表現の一つ一つがユニークで、観終わる頃には作品の世界に浸っていました。
自分は久々にギターに挑戦しました。
音楽も素敵なので是非劇場で、ご覧ください。
【松本穂香(夏歩役)】
ジャルジャルさんの1ファンとして、そして原作の小説のファンとしてとても嬉しいお話でした。前々から、実写化する際はぜひ参加させてください! どんな役でもお願いします~! と福徳さんとお話をさせていただいていたので、まさか本当にそれが叶うなんて、、、! と未だにフワフワと実感がありません。
原作に流れる温かい空気を、この映画でもきっと皆さまに感じてもらえると思います。ぜひお楽しみに!
【古田新太(佐々木役)】
人のいい風呂屋の親父をやらせていただいた古田です。
萩原とは初めてだったが、優実と蒼は2回目の共演だ。
前回の共演では2人とも死んでしまう設定だったけど今回はどうなんだろう。
素敵な青春劇になってますように。