細胞を擬人化し、その“はたらく”姿を描いた人気コミックを実写映画化した「はたらく細胞」(武内英樹監督)の公開を記念したハロウィンパーティイベントが10月31日、東京・渋谷の稲荷橋広場で行われ、出演する永野芽衣、佐藤健が登場。同じく出演者のDJ KOOによるライブパフォーマンスを堪能した。
永野と佐藤は、オレンジ色を取り入れたハロウィンコーデで登場し、「一緒にオレンジを着たいって言ったんです」(永野)、「本当は何かキャラクターの仮装がしたかったんですけど、そこは大人の事情で(笑)許可を取らなくてはいけなくて」(佐藤)。イベントに招待されたファンの中には、永野演じる赤血球AE3803、佐藤が扮する白血球U-1146(好中球)のコスプレ姿もあり、佐藤は「それって、どうやって用意したんですか? Amazonで売ってるの?」と興味津々だった。
この日、永野と佐藤は夜のイベント出演に加えて、終日プロモーションに参加していたといい、永野は「朝、カボチャのマントをかぶって、健さんの楽屋に『ハッピーハロウィン!』ってご挨拶に行ったんですけど、健さんは『うん』って言うだけで(笑)。なんで、『うわ~、カボチャだ』とか反応してくれないんですか?」とプチ抗議。一方、佐藤は「人生を謳歌していて、素晴らしいなって思う」とクールな姿勢を崩さなかった。
DJ KOOは、日胡(芦田愛菜)の体内で脳から末端へと、さまざまな神経伝達物質を伝える神経細胞役で出演。ドキドキする出来事があると、日胡の体内で、細胞たちのテンションをアゲアゲにさせるという役どころだ。佐藤が「とても面白いシーンなんですが、一度台本からなくなっていて、僕が『なぜないんだ?』って抗議したんですよ」と振り返ると、DJ KOOは「うれしいドゥダンス! 健ドゥダンスのおかげ!」と感謝を示していた。
永野は「本当に面白くて、自分が出演者であることを忘れて、一観客として笑ったり、泣いたり、楽しむことができた。見終わった後は、自分の体を大切にしようと思えちゃう作品なので、大切な人と一緒に見てもらえれば」とアピール。佐藤も「大満足です!」と出来ばえに胸を張り、「誰でも楽しめる王道のエンターテインメント。細胞たちが僕たち、わたしたちの体にいるんだと思うと、きっと自分のことを好きになれるはず」と話していた。映画は12月13日から全国公開。