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中島健人の親友役は桐谷健太!「知らないカノジョ」miletの祖母役で風吹ジュンが出演 眞島秀和、中村ゆりか、八嶋智人、円井わんも参加

映画.com 2024年11月5日 7時0分

 中島健人とシンガーソングライターのmiletが初共演する「知らないカノジョ」の追加キャストが発表され、桐谷健太が中島扮するリクの親友役、風吹ジュンがmilet演じるミナミの祖母役で出演することがわかった。あわせて、眞島秀和、中村ゆりか、八嶋智人、円井わんが出演することも発表された。

 本作は、フランス映画「ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから」をもとに、現代の日本ならではの舞台、キャラクター設定に一部改変してリメイクするもの。「余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。」「今夜、世界からこの恋が消えても」などを手掛けた三木孝浩監督がメガホンをとった。

 大学時代、互いに一目惚れして結婚した神林リク(中島)と前園ミナミ(milet)。8年後、小説家を目指していたリクは、歌手の夢を諦めたミナミのサポートのかいもあり、人気ベストセラー作家になっていた。そんなある日、リクの心ない一言がきっかけで、ふたりは大喧嘩。翌朝リクが目を覚ますと、ミナミの姿はなく、出版社に打ち合わせに行くも、出会う人々と全く話がかみ合わない。何と人気作家だったはずの自分は文芸誌の一編集部員になっており、街には天才シンガーソングライターとして活躍する、自分とは知り合ってもいない“前園ミナミ”の姿と曲が溢れていた。

 プライベートでも中島と親交の深い桐谷は、リク(中島)の大学時代からの親友・梶原恵介役に決定。卒業後もリクと同じ職場で編集者として働き、なんでも話せる仲の梶原は、唯一リクの状況を知る人物だ。桐谷は「かじ(梶原)という役は人間らしくてでも切ないところもあって、本当に『こういう友達いてくれたら嬉しいな』と思える魅力があるので、観た人それぞれの心のそばに寄り添うようなやつになれたらいいかなと思って演じました」とコメント。

 中島との共演については、「本当に最初から関係性ができあがっていたのはすごくありがたかったですね。入りやすかったですし、健人のおかげで自然にかじとして存在できました」と感謝。中島も「(本当にリクにとっての梶原さんのようで)梶さんのキャスティングは天才的だと思った」と喜び、「(撮影期間中に桐谷が)僕に電話をかけてくださって、そのシーンについての演技論みたいなものを1時間半しました。僕の意見も聞きながら、一時間半の間、電話で熱く伝えてくださったところが、やっぱり尊敬できる男性だなと改めて思いました」とエピソードを明かした。

 一方、風吹はもうひとりのキーパーソンとなるミナミ(milet)の祖母・前園和江役を担う。和江はミナミの育ての親であり、リクとミナミにとって大切な存在。風吹は「miletさんと中島さんがお二人の優しい人柄と自然体のまま役に入り受け答えして目の前にいてくださるので私も演じやすく楽しかったです」と撮影を振り返った。

 風吹とは21歳の時に初対面した以来の共演となった中島は、「いつか共演できたらいいなと思っていたので、9年の時を経て風吹さんと同じ映画で共演者として、いいシーンを撮れたというのがすごく嬉しかった」と喜びを語った。

 miletは、「(風吹と)初めてお会いした時は、何を意識するとかを聞かずとも、そのオーラと振る舞いで見て勉強するものがたくさんありました。生で演技を見るということ自体、本当に経験が少なかったので、スクリーンを挟んだ時の違いが初めて目に見えて分かったというのがすごい経験で、生で見るものをすごく大切にしようと思いました」とコメントを寄せた。

 リクとミナミを取り巻くキャラクターとして、アーティスト・前園ミナミの音楽プロデューサーで恋人の田所哲斗役で眞島、編集者となったリクが担当する新人作家・金子ルミ役で中村、編集部員のリクを時に厳しく、時に優しく指導する編集長・春日研一役で八嶋、リクに仕事を教える先輩・小松みのり役で円井が出演する。

 「知らないカノジョ」は、2025年2月28日に全国公開。桐谷と風吹のコメント全文は以下の通り。

【桐谷健太】

脚本を読んで、きっと世界が変わってもこいつらは友達なんだろうなと思えるリクとかじ(梶原)の関係性がすごく好きだったので、リクとミナミのラブストーリーではあるけど友情の話もしっかり入っているというのが素敵だなと感じました。

かじという役は人間らしくてでも切ないところもあって、本当に「こういう友達いてくれたら嬉しいな」と思える魅力があるので、観た人それぞれの心のそばに寄り添うようなやつになれたらいいかなと思って演じました。とにかく一生懸命やりながらも自分が楽しんでかじとして生きられたことがすごく幸せでした。キャラクターからもらう学びも多かったですし、しっかり生ききれたなと感じています。

健人は2回目の共演で今回は親友役だったので、本当に最初から関係性ができあがっていたのはすごくありがたかったですね。入りやすかったですし、健人のおかげで自然にかじとして存在できました。

miletさんは明るく、すごく真摯に芝居とも向き合ってる方で、空き時間は健人と3人で話したりしていたのですが、何も考えずに話せるような空気感で。そこは本当にこの映画を撮るうえでもすごく良かったと思います。

この作品には、色んな自分が存在して、色んな自分を実は選べるんじゃないかなというメッセージ性もあると思っています。だから自分の好きな自分を選んでいったら大好きな恋人にも会えるかもしれないし、大好きな親友に会えるかもしれない。でも、どんな自分であっても実はそばにいて支えてくれる人もいるよ、ということがちょっとでも伝わればいいかなと思います。肩肘張らずに楽しく観ていただけたら嬉しいです。

【風吹ジュン】

不思議なセリフが出てくる役だったので、どういう温度で演れば良いのか監督に相談したら、にこっとされて「いやぁ、そのまま」と。台本通りに、解釈通りにという意味だと受け取って、それにしてもどうなるだろうと不安を抱えながら撮影に入りましたが、miletさんと中島さんがお二人の優しい人柄と自然体のまま役に入り受け答えして目の前にいてくださるので私も演じやすく楽しかったです。絡みの多かった中島健人さんの人間味と共に居た貴重な時間に感謝しています。おかげで居心地よい撮影現場でした。

miletちゃんはとても可愛くて大らかで自然体そして華奢なのに、歌うとベクトルの幅広く雄大な自然を支配する様な歌い方ができる方なんですよね。
miletちゃんのあの七色の声と声量は奇跡だと思います。
オーラをふわっと消して役に入っていく、とても素晴らしい才能だと思います。
この作品はファンタジーですが、実際にこんなことがあったらいいなと思える多世代の目線で楽しめる素敵な映画です。

監督はそのファンタジーの世界を演出することがとても上手なので『きみの瞳が問いかけている』以来お会いできるのがすごく楽しみで即座にこの作品のオファーをお受けしました。
ファンタジーな空気感が皆さんにちゃんと伝わって、幅広い世代で楽しめる良い作品になるといいなと思っています!

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