ディズニープラスの大ヒットドラマ「アガサ・オール・アロング」が最終回を迎え、ショーランナーのジャック・シェイファーが同作に続けて鑑賞することをおすすめする映画10作品を米Wrapが紹介した。
同作は、マーベルのドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」に登場した魔女のアガサ・ハークネスを主人公にしたスピンオフドラマ。魔術、裏切り、どんでん返しがふんだんに盛り込まれ、毎エピソード話題を呼んだ。
ジャック・シェイファーがおすすめする映画10選は以下の通り。
「メッセージ」(2016)
エピソード7を気に入った人に特におすすめ。戦争が勃発する前に地球外からの訪問者と交信する方法を見つけようとするエリート調査員チームを描いた作品で、エイリアンが人類のように直線的な時間を経験していないこと、そして彼らの言語がそれを反映していることを発見したことから展開する。
「メメント」(2000)
こちらもエピソード7が好きな人におすすめの映画。短期の記憶喪失で新しい記憶を失ってしまう男が妻の殺人事件を解決しようとする姿を描いた、クリストファー・ノーラン監督作品。シェイファーによれば、ストーリー構成とノンリニアのストーリーテリングという点で「アガサ・オール・アロング」に大きなインスピレーションを与えたという。
「ザ・クラフト」(1996)
魔女の要素はこの作品の影響が大きい。はみ出し者の女子高生4にが魔術を試み、すぐに権力欲にとりつかれていく姿を描いた青春ホラー。エンドクレジットには同作のポスターが背景に映り込んでいる。
「プラクティカル・マジック」(1998)
魔女が登場する作品でシェイファーがおすすめするもう一つの作品。サンドラ・ブロックとニコール・キッドマンが演じる魔女の姉妹が、魔法を使わずに幸せを手に入れようとする姿を描いた。
「イーストウィックの魔女たち」(1987)
ジャック・ニコルソン演じる悪魔が、魔女たちを順番に誘惑し、彼女たちの力を操り、騒動を起こしていくホラーコメディ。シェイファーは、「ザ・クラフト」「プラクティカル・マジック」そして同作は、「楽しくて、憧れの髪型」枠だとジョークを飛ばしている。
「ネバーエンディング・ストーリー」(1984)
実践的な映画製作のあらゆる面で活用した作品として、シェイファーが真っ先に挙げるのが同作。幻想の国が無に襲われ危機に瀕するというファンタジーと、その物語に読みふける少年を並行して描いた名作ファンタジー映画だ。
「ダーククリスタル」(1982)
シェイファーが実践的な映画製作の面でインスピレーションを得たとしているのが、ジム・ヘンソンとフランク・オズによる名作ファンタジー。刺激的な舞台装置と極めて複雑なマペットが登場し、世界のバランスを取り戻そうとする主人公たちの旅を描いた。
「ラビリンス 魔王の迷宮」(1986)
「アガサ・オール・アロング」で描かれる数々の“脱出ゲーム”で、同作を思い浮かべた人も多いのでは? 主人公が、制限時間が迫る中で魔王にさらわれた弟を迷宮から連れ戻す冒険ファンタジー。豪華なセットや素晴らしい楽曲も共通する。
「プリンセス・ブライド・ストーリー」(1987)
シェイファーがファンタジー作品としておすすめするもう一つの作品。バターカップという名の若い女性と農家の少年ウェズリーが、一緒になるために危険な動物や邪悪な王子と戦う姿を描いたロマンティックコメディだ。
「エターナル・サンシャイン」(2004)
「時間」を大きな主題とした最終回は、チャーリー・カウフマン脚本、ミシェル・ゴンドリー監督の「エターナル・サンシャイン」の流れをくむもの。辛い別れを経験し、お互いの記憶を消す処置を受けた恋人たちを描いた名作だ。