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「江南Bサイド」主演のチョ・ウジン、役づくりで18キロ増量 目指したのは“今風のおじさん”!?

映画.com 2024年11月7日 20時0分

 韓国オリジナルドラマシリーズ「江南Bサイド」の配信を記念し、韓国・ソウルで製作発表会見が行われ、主演を務めるチョ・ウジン(「トッケビ 君がくれた愛しい日々」)とチ・チャンウク(「最悪の悪」)、共演のハ・ユンギョン、キム・ヒョンソ、パク・ヌリ監督が出席した。

 汚職容疑で同僚警官を逮捕し、署内で孤立したエリート刑事カン・ドンウ(チョ・ウジン)は、娘の友人の失踪をきっかけに、ソウルの賑やかな江南地区で起こる女性の連続行方不明事件の捜査に乗り出す。再起をかけ、悪、ドラッグ、汚職が蔓延る世界へと足を踏み入れるドンウ。一方、江南を牛耳るブローカーの男ユン・ギルホ(チ・チャンウク)も、ある女性の行方を追っていた。

 チョ・ウジンは役どころについて、「正義感が強くて、事件解決のために情熱を注ぐ人物。監督と話し合い、“今風のおじさん”の雰囲気で演じることになった」といい、「重厚感あるキャラクターにするため、18キロ増量したんです。江南にある自家製バーガーの店は、全て制覇しました(笑)。ボクシング経験者という設定でもあり、筋トレにも励んだので、いままでにない姿をお見せできるはず」と、徹底した肉体改造に胸を張った。

 ギルホ役のチ・チャンウクは、「江南の裏社会で働く悪名高い人物。アンダーグラウンドに生きる人物なので、怪しくて、危険な雰囲気を出したいと思い、メイクや衣装にこだわりました。顔を見ると、いつも傷だらけなんです」と、見た目へのこだわりを示した。

 「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のヒロイン役も注目を集めたハ・ユンギョンが演じるのは、事件を追う検事ミン・ソジン。「コネも後ろ盾もないけれど、成功したいという野望と、検事としての信念を持つ人物。本音が見えないミステリアスなキャラクターでもあります」と語る。リサーチのため、実際の検事とも会ったといい、「仕事の内容から服装まで、細かな部分まで教えていただいた。専門用語もたくさんあるので、意味をかみしめながら演じました」と明かした。

 そして、江南を騒がせる失踪事件で行方不明になったジェヒ役のキム・ヒョンソは、過去に出席した記者会見の場で、ネタバレしてしまった過去があるといい、「今日も舞台裏で、『ネタバレに注意して』と3回も注意されました(笑)」と、思わず苦笑い。役どころについて問われると、「ジェヒは罪を犯していないのに追われている人物です。食物連鎖の底辺にいる小さな生き物も、危機の際には必死に戦おうとする。自分がそんな状況に追い込まれたと想像しながら、演技をしました」と言葉を選びながら、人物像を語った。

 パク・ヌリ監督は、「犯罪捜査という題材は、これまでも何度も描かれてきましたが、今回はキャラクターの関係性にフォーカスを当てた。刻々と変わっていく予測不可能な内容、関係性の変化や、場面によって変わる人物たちの表情に注目してほしいですね。視聴者の方がトイレに立つ間もないくらい、スピーディな展開が繰り広げられます」と、見どころを紹介した。実際に、江南で撮影を行ったそうで、「江南はソウルの人々の生活拠点で、憧れの地でもある。その華やかさの裏側にはどんな“Bサイド”(裏側)があるのか、興味がありました」と話していた。

 「江南Bサイド」は、ディズニープラスの「スター」で独占配信中(全8話/毎週水曜に2話ずつ配信)。

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