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32年ぶり共演、本木雅弘と小泉今日子が織り成す“愛の物語”&孤高の天才画家の“壮絶な生き様” 「海の沈黙」本編映像2種

映画.com 2024年11月8日 12時0分

 数々の名作ドラマを手がけてきた巨匠・倉本聰の原作・脚本で、本木雅弘主演、若松節朗監督による映画「海の沈黙」。主演の本木と小泉今日子の32年ぶりの共演も話題を集める本作の“大人の愛”と、“主人公の生き様”にフォーカスした2種類の最新映像が披露された。

 倉本が長年にわたって構想し、「どうしても書いておきたかった」と語る渾身のドラマを、若松監督のメガホンで映画化。人々の前から姿を消した天才画家が秘めてきた想い、美と芸術への執念、そして忘れられない過去が明らかになる時、至高の美と愛の全貌がキャンバスに描きだされる。

 孤高の画家・津山竜次を本木が演じ、小泉今日子、中井貴一、石坂浩二、仲村トオル、清水美砂、菅野恵、萩原聖人、村田雄浩、佐野史郎、田中健、三船美佳、津嘉山正種ら日本映画界の豪華キャストが集結している。

 世界的な画家・田村修三(石坂)の展覧会で大事件が起きた。展示作品のひとつが贋作だとわかったのだ。この絵を描いたのは一体、誰なのか? 連日、報道が加熱する中、北海道・小樽で女の死体が発見される。このふたつの事件の間に浮かび上がった男。それは、かつて新進気鋭の天才画家と呼ばれるも、ある事件を機に人々の前から姿を消した津山竜次(本木)だった。かつての竜次の恋人で、現在は田村の妻・安奈は北海道へ向かう。もう会うことはないと思っていた竜次と安奈は小樽で再会を果たす。しかし、病は竜次の身体を蝕んでいた。残り少ない時間の中で彼は何を描くのか?何を思うのか?彼が秘めていた想いとは?

 かつての竜次の恋人で、現在は田村の妻・安奈(小泉)は小樽へ向かう。もう会うことはないと思っていた竜次と再会する安奈、竜次に長年仕える謎のフィクサー・スイケン(中井)、贋作事件を追う美術鑑定の権威・清家(仲村)、全身刺青の女・牡丹(清水)、竜次を慕うバーテンダー・アザミ(菅野)……それぞれのドラマが、“真の美”を求め続ける竜次の想いと交錯していく。

 「さようなら」というセリフから始まる<愛の物語編>は、孤高の天才画家・竜次と、かつての恋人・安奈が、北海道・小樽の地で30数年ぶりに再会を果たす様子が描かれる。しかし、再会したときには竜次の身体は病に蝕まれていた。人生の終わりに再会した最愛の人に、彼は何を伝えるのか――余命わずかの天才画家が胸に秘めていた想いに切なさが募る映像だ。

 <壮絶な生き様編>は、本木と小泉のほか、巨匠・倉本聰の“最後の映画”に集結した豪華キャスト陣と、世紀の贋作事件に隠された、孤高の天才画家の生き様にフォーカスした映像となっている。映画は11月22日に公開。

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