映画に登場する食をテーマにした「おいしい映画祭2024」が、11月30日と12月1日、愛知・名古屋のミッドランドスクエアで開催される。オープニング作品として、「侍タイムスリッパー」が大ヒット上映中の安田淳一監督の長編第2作「ごはん」を、中部地区で初めて映画館上映。さらに、「WILL」「おいしい給食 Road to イカメシ」「今日も嫌がらせ弁当」が上映されるほか、ゲストとして安田監督、沙倉ゆうの、東出昌大、松井玲奈らが登壇する。
2022年にスタートし、今年で3回目となる「おいしい映画祭」。さまざまな視点から「おいしい」を描いた映画の上映と、製作に携わった監督や俳優によるトークショーが実施される。米農家でもある安田監督が、4年かけて製作した渾身作「ごはん」をはじめ、東出が狩猟をする姿を追ったドキュメンタリー「WILL」、“給食ドラマの最高傑作”と名高い「おいしい給食 Road to イカメシ」、迷える大人3人と愛おしいネコの共同生活を描く「三日月とネコ」、篠原涼子と芳根京子が親子役を務めた「今日も嫌がらせ弁当」などが上映される。
さらに、コンペティション部門では、「おいしい」をテーマにした短編映画を募集。150作品以上のエントリーのなかから、学生部門と一般部門、それぞれ5作品を優秀作品として上映し、映画祭期間中に審査員によって、グランプリが決定する。なお、グランプリ受賞者には賞金10万円、ミッドランドスクエアシネマでの上映権が与えられ、25年度のサンミュージック名古屋製作の短編映画の監督に抜てきされる可能性もあるという。
また、「おいしい映画祭2023」で、一般部門コンペティションの審査員特別賞(ミッドランドシネマ賞)などを受賞した「家族めし」の山口晃三朗監督が、新たに撮影した短編映画「台湾ラーメンリハーサル」(25年劇場公開予定)と、東かほり監督の「ほろほろほかほかワシワシ食べる」が、招待作品として上映される。
「おいしい映画祭2024」は11月30日と12月1日、名古屋のミッドランドスクエアのシネマ2で開催される。チケットは、 ミッドランドスクエアシネマのウェブサイト(http://midland-sq-cinema.jp/index.html)で販売中。詳細は公式サイト(http://oiceiga.com)で確認できる。スケジュールは、以下の通り。
【1日目】11月30日 テーマ「生きること、食への感謝」
●第一部「ごはん」
ゲスト:安田淳一監督、沙倉ゆうの
パネルディスカッションゲスト:「龍の瞳」今井隆社長、KT匠
●第二部 コンペティション部門(学生の部)&短編作品上映
ゲスト審査員:森谷雄プロデューサー、松本優作監督、丸山靖博(株式会社ロボット)、塚本連平監督、清水由紀
▽上映作品
「MATAYAKI」(江口諒監督)
「曇り味噌」(安川明里監督)
「Crevice」(福嶋颯汰監督)
「スフレ」(井出みずき監督)
「おにぎり―食は彼女を変える―」(藤沢理子監督)
▽審査中 特別上映「ほろほろほかほかワシワシ食べる」
ゲスト:東かほり監督
●第三部「三日月とネコ」
ゲスト:上村奈帆監督、森谷雄プロデューサー
●第四部「WILL」
ゲスト:エリザベス宮地監督、東出昌大
【2日目】12月1日 テーマ「食は人をつなぐ」
●第一部「おいしい給食 Road to イカメシ」
ゲスト:羽田野栞ほか
●コンペティション部門(一般の部)&短編作品上映
ゲスト審査員:森谷雄プロデューサー、松本優作監督、丸山靖博(株式会社ロボット)、塚本連平監督、桃月なしこ
▽上映作品
「幸福指数」(西井舞監督)
「マンチの犬〜アンパンとカツ丼〜」(賀々贒三監督)
「今日のスイーツに感謝を〜暮高男子スイーツ部〜」(高橋雅紀監督)
「MADE IN JAPAN」(浮辺奈生子監督)
「おべんとう」(板橋基之監督)
▽審査中 特別上映「台湾ラーメンリハーサル」
ゲスト:山口晃三朗監督、磯部圭祐
スペシャルゲスト:「甘党男子」
ゲスト司会:清水由紀
●第三部「今日も嫌がらせ弁当」
ゲスト:塚本連平監督、松井玲奈