韓国で数々の賞レースを席巻した「ムービング」の制作陣が再集結した「照明店の客人たち」から、本ポスターと本予告編(https://youtu.be/c34hLWi24X8)が披露された。本作は、暗い路地裏の照明店を訪れる奇妙な客人たちをめぐる、切なくも温かい人間愛を描いた感動のヒューマンミステリーだ。
「ムービング」と同じくカンフルが原作・脚本を担当する物語の舞台は、薄暗い路地裏にぽつりと佇む怪しげな照明店。サングラス姿の謎の店主ウォニョン(チュ・ジフン)が営業するこの店には、今日も“どこか変わった客人たち”が引き寄せられていく。暗闇をさまよいながらも彼らがたどり着いたこの照明店の正体は、“生と死の境目”の世界だった。客人たちの過去、現在、そして未来へのカギを握っているこの照明店で、客人たちの過去が紐解かれたとき、物語は180度景色を変え、驚くべき結末を迎える。
本ポスターは、照明を見上げている店主ウォニョンと、それを囲むようにして、どこか不安げな表情を浮かべる客人たちの姿をとらえている。「生と死の境目に灯る 最も明るい光」というキャッチコピーは、“電球”が重要な要素であることを暗示している。その明かりに照らされた登場人物たちと、彼らが交錯していく人間模様が、好奇心をくすぐる仕上がりになっている。
また、本予告編では、照明店が客人たちにとって特別な場所であることが示唆され、謎に包まれた物語の一部が明かされている。ウォニョンが、「君は多分、他の人には見えないものを見たかもしれない」と意味深な言葉を投げかけるも、女子高生は「何のこと?」と、その言葉の意味を理解していない様子。全てを知るウォニョンは「なぜここにたどり着いた?」「“この場所”に」と、照明店に来た理由を客人たちに問いかけていく。
一方、場面は病院に移り、看護師のヨンジ(パク・ボヨン)も、何者かに患者が目を覚ますのかと問いかけられると、「意思次第です」と、何かを知っているようだ。登場人物それぞれが涙を流す姿、救急で病院に運ばれていく姿、遺体安置室など、“生と死”を感じさせるシーンが続く。「暗い路地の奥 生と死の境目 誰かの意志は光になる」というキャッチコピーが挿入され、ポスター同様に、“生と死の境目”が鍵となっていることが分かる。
主人公を演じるのは、「キングダム」シリーズなどで演技力が高く評価されているチュ・ジフン。店を訪れる客人たちを受け入れる、どこかミステリアスな照明店の店主を演じる。また、看護師役のパク・ボヨン(「今日もあなたに太陽を 精神科ナースのダイアリー」)をはじめ、オム・テグ(「遊んでくれる彼女」)、イ・ジョンウン(「Missナイト & Missデイ」)ら、韓国ドラマファンにはおなじみの豪華キャスト陣が脇を固める。
本作で初監督を務めるのは、「ムービング」でジョンウォン高校の教師チェ・イルファン役を務めたキム・ヒウォン。誰もが共感できる人間愛をはじめ、ちりばめられた伏線が回収されていく緻密で予想不可能なストーリー展開、客人たちの正体や過去、照明店の謎など、何度も見返して考察したくなる内容に期待が集まる。
「照明店の客人たち」は、12月4日より、ディズニープラスの「スター」で独占配信(全8話/初回4話配信、以降毎週水曜2話ずつ配信)。