2025年3月15日~20日に新潟市で開催される、長編アニメーション映画のコンペティション部門を持つアジア最大の祭典、第3回新潟国際アニメーション映画祭のポスタービジュアルが公開された。また、昨年の第2回映画祭コンペ作品を中心に、話題を呼んだ作品をピックアップした<新潟国際アニメーション映画祭 in TOKYO>が、11月30日からユーロスペースで開催される。
世界から注目されるなかでスタートした長編にフォーカスした国際コンペティション部門は、世界のアニメーションのトレンドを先取りした作品が集まり、2023年の第1回に押井守審査委員長のもとグランプリとなった「めくらやなぎと眠る女」は、2024年6月に日本公開された。第2回ではアイルランドのスタジオ、カートゥーン・サルーンからノラ・トゥーミー監督が初来日するなど、世界から多くの映画人も参加し、初回を大きく上回る延べ2万4000人が参加と、大きな成長を遂げた。
今年のポスターは、第2回で登場した“クリエイターの手”を表現する千手観音と新潟島のイメージをさらに拡張。アジアンテイストと近未来感が融合し、アジア最大の長編アニメーション映画祭の名にふさわしいダイナミックな世界観を表現している。
<新潟国際アニメーション映画祭 in TOKYO>は、第2回映画祭で上映された作品の中から、グランプリに輝いた「アダムが変わるとき」をはじめとするコンペティション作品12作品と、満席御礼で話題を呼んだオールナイト上映作品をピックアップ。29の国と地域から集まり、厳選されたコンペティション作品から、アニメーション表現の最前線が体験できる企画だ。また、プログラムディレクター数土直志らによるトークも行われる。
第3回新潟国際アニメーション映画祭、最新情報は随時公式サイト(https://niaff.net)で告知する。
▼<新潟国際アニメーション映画祭 in TOKYO>概要
11月30日(土)―12月6日(金) at ユーロスペース/渋谷
上映スケジュール *対談・トークは無料(約30分)
◎コンペティション部門作品
30日(土)15:00「アダムが変わるとき」 対談:矢田部吉彦+数土直志/17:30「マントラ・ウォーリア」
1日(日) 15:00「アザ―・シェイプ」/17:00「アリスとテレスのまぼろし工場」
2日(月) 15:00「クラユカバ」/17:00「スルタナの夢」
3日(火) 15:00「ケンスケの王国(英語版)」/17:00 「オン・ザ・ブリッジ」
4日(水) 15:00「コヨーテの4つの魂」/17:15「マーズ・エキスプレス」
5日(木) 15:00「深海からの奇妙な魚」
◎時代劇アニメ特集
5日(木) 16:45「少年猿飛佐助」「機巧奇傳 ヒヲウ戦記」
6日(金) 15:00「劇場版 戦国奇譚妖刀伝」 解説:数土直志/17:15「ストレンヂア」
<チケット>
ユーロスペース公式ウェブサイト、ユーロスペース窓口にて販売
1回券 大人1500円 学生1000円 高校生以下500円/「オン・ザ・ブリッジ」のみ 大人1000円 学生以下500円
全回パス 大人10000円 学生6000円(映画祭サコッシュをプレゼント)
*パス券は窓口のみで販売。
◎オンライン・チケット(http//www.eurospace.co.jp/)