「BE:FIRST」のメンバー、RYOKIとしても活躍する三山凌輝と、「乃木坂46」の久保史緒里が共演する「誰よりもつよく抱きしめて」の本予告と新たな場面写真が公開された。映像では、「BE:FIRST」による主題歌「誰よりも」が初披露された。
本作は、新堂冬樹氏の同名小説(光文社文庫)を「ミッドナイトスワン」「サイレントラブ」の内田英治監督のメガホンで映画化するもの。脚本は、東京藝術大学大学院映像研究科脚本領域で坂元裕二に師事し、「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」などを手掛けたイ・ナウォンが担当した。
鎌倉の海沿いの街で同棲する、絵本作家の水島良城(三山)と書店員の桐本月菜(久保)。2人は学生時代から付き合ってきたが、良城は強迫性障害による潔癖症を患い、恋人の月菜にも触れることができず、手をつなぐことすらできない日常が続いている。ようやく治療を決意した良城は、合同カウンセリングで初めて同じ症状を抱える女性・村山千春(穂志もえか)に出会う。しかし、仲睦まじく思いを共有する2人の交流を目の当たりにし、月菜はショックを受けてしまう。2人の溝が深くなっていくなか、月菜の前に、恋人と触れ合っても心が動かない男・イ・ジェホン(ファン・チャンソン/2PM)が現れる。
本予告の冒頭では、良城が「久しぶりにさ、手繋いでみる?」と月菜に触れようとするシーンが描かれるが、恐る恐る手を伸ばす良城に対して、月菜は「大丈夫だよ、無理しなくても」と気遣う。一見普通の同棲カップルのように暮らす良城と月菜だが、“好きな人に触れることも、触れてもらうこともできない”生活に、次第に心の距離が遠ざかっていく。
「BE:FIRST」による主題歌「誰よりも」が流れるなか、高校時代の良城と月菜の出会いや、寝ている良城に気付かれないように触れようとする月菜の姿が映し出され、切なさを掻き立てる。さらに、イ・ジェホンが月菜を抱きしめる様子や、良城が病院で出会う同じ症状を持つ千春(穂志もえか)の姿もとらえられている。
場面写真には、2人の関係を大きく変える重要なシーンとなる雨のシーンに加えて、病院の待合室で親し気に話す良城と千春、月菜を引き止めようとするジェホンの姿なども切り取られ、波乱の展開を予感させる。
「誰よりもつよく抱きしめて」は2025年2月7日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー。1月26には、Kアリーナ横浜で完成披露試写会とPREMIUM EVENTが開催され、「BE:FIRST」による主題歌の初ステージも予定されている。会場限定ビジュアル映画鑑賞券付きチケットは税込5800円(全席指定)で、プレイガイド先行で11月16日午前10時から発売。
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