アイドルグループ「SMAP」のメンバーから、オートレーサーに転身した森且行に迫ったドキュメンタリー映画「オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版」の本編映像が公開された。
穂坂友紀監督による本作は、23年3月に開催されたTBSドキュメンタリー映画祭で上映された「オートレーサー森且行 約束のオーバルへ」をもとに、大幅な追加撮影映像を交えて再編集したもの。
「SMAP」の一員として人気絶頂の22歳の時に、“幼少時からの夢”だったオートレーサーに転身。そして、2020年11月3日、24年目にして、ついに悲願の日本選手権初優勝を果たした森。映画は、穂坂監督が3年にわたり病院やレース場、幼い頃の思い出の場所でカメラをまわし、肉親やレーサー仲間、担当医、そして本人へのロングインタビューを通し、選手生命を脅かす怪我を負ってもなお、走ることを辞めない森の情熱を映す。
公開されたのは、森且行が自身の子ども時代を振り返る映像だ。兄・久典とともに訪れたのは、35年ぶりに土を踏む「オートレーサーの原点」となる公園。森は、バイクの代わりに自転車を使うだけでなく、オートレーサーがコーナーを曲がる際、バランスを取るため左足に装着している鉄のスリッパを空き缶で自作していたという。一緒にレースごっこをして毎日のように遊んだ兄と、当時のことを思い出しながら自転車にまたがり「ちょっとでもオートレーサーの真似をしたかったから」と嬉々とした表情で話す姿から、家族とのまばゆい想い出や、子どもの頃から憧れ続けたオートレースへの愛が伝わる貴重な映像となっている。
さらに、本日11月17日、23時よりMBS・TBS系で放送される「情熱大陸」にも出演。大怪我を負ってから復帰までを追い続けた本作に対し、番組では復帰から再び日本一を目指してSG日本選手権に挑む様子を捉えている。加えて、本作のナレーションを務めた萩原聖人ら「3年B組金八先生」メンバーとの同窓会など、貴重な映像が満載だ。
「オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版」は、11月29日から新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほか全国公開。