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家宝のピアノをめぐる、家族の不協和音 Netflix映画「ピアノ・レッスン」“魂の熱演”が響く本予告

映画.com 2024年11月19日 8時0分

 サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・デビッド・ワシントンらが出演するNetflix映画「ピアノ・レッスン」が11月22日から配信される。このほど、キャスト陣の“魂の熱演”が隅々まで響き渡る本予告(http://youtu.be/VZB-TKMH2pg)が公開された。

 本作は、ピューリッツァー賞を受賞したオーガスト・ウィルソンの戯曲「ピアノ・レッスン」を映像化。家宝のピアノをめぐる対立が原因で家族の絆が揺るぎはじめ、葛藤する一家の姿を描くヒューマンドラマだ。“過去”か“未来”か――チャールズ家で、姉バーニースと弟ボーイ・ウィリーを引き裂くのは、一台の家宝のピアノ。バーニースは一家の唯一の遺産であるピアノを先祖の歴史とともに守り抜こうとし、ボーイ・ウィリーはピアノを売って一家の財産を築き未来に活かそうと考える。

 プロデューサーには、「トレーニング デイ」でアカデミー賞主演男優賞の受賞歴も誇る名優であり、直近では「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」にも出演、そして監督・映画製作者のデンゼル・ワシントン。監督は、本作で長編監督デビューを果たすマルコム・ワシントン。キャストには、サミュエル、ジョン・デビッドに加え、ダニエル・デッドワイラー、レイ・フィッシャーら。音楽は、「グランド・ブダペスト・ホテル」「シェイプ・オブ・ウォーター」でアカデミー賞作曲賞を受賞した名匠アレクサンドル・デスプラ。

 Variety誌「オスカーに相応しい作品」、Entertainment Weekly 誌「最高の布陣で舞台から銀幕へ」と支持を集めており、Netflix 映画「喪う」や「ウィル&ハーパー」と共に今年度の賞レース界隈を賑わす作品として注目を集めている。

 予告映像では、荘厳な音楽が耳を包み込む中、「あのピアノは家族の歴史だった。祖父がこれを全部彫った」と、ピアノに秘められた事実が語られていく。そして、姉弟間の不協和音は深まり、互いに「バーニースはピアノを絶対に売らない。父親の死因だからさ」「先祖の遺産で生きていく。ここにあっても弾いていない」と真っ向から対立する姿を映す。叔父が姉弟の仲を取りなそうとするも、彼自身でさえ過去の亡霊を抑えることはできず、呪われた家族の歴史が姿を露わにしていく。苦境から立ち直る力、人知を超えるものが織りなす世代間のダイナミズムを模索する物語だ。

 Netflix 映画「ピアノ・レッスン」11月22日から世界独占配信。

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