アニメ「電人アロー」のパイロット映像を、AI技術でモノクロからカラー化した映像がYouTubeのTMSアニメ公式チャンネルで配信中だ。
同映像は、漫画家の一峰大二氏による同名漫画を、東京ムービー(現トムス・エンタテインメント)が約60年前にパイロットとして制作したもの。テレビアニメ化が期待されたが、諸事情で実現にいたらなかった。
カラー化には、ポストプロダクション会社クープの協力で、同社が独自に開発しているAIカラライズ技術「FORS AI Colorization」を活用。アニメでは初となる白黒映像のカラー化に挑戦したという。フィルムに起因するノイズの除去やカラーグレーディングなど、AIによる自動着色の前後にある工程もふくめてテストを繰り返すことで、約60年前の白黒アニメがカラーに生まれ変わった。