世界で一番売れているゲーム「マインクラフト」を初実写映画化した「マインクラフト ザ・ムービー」の新予告が公開された。映像には新たなキャラクターが登場し、待望の物語の全容が明らかとなった。
2009年に誕生し、11年に正式発売されて以来、瞬く間に世界を席巻した人気ゲーム「マインクラフト」(通称:マイクラ)。ワールドと呼ばれる3Dブロックで構成されたバーチャル空間の中で、3Dブロックを集めながら自分の好きなように動き、自分の好きなようにものづくりや冒険が楽しめる。様々なプラットフォームで展開され、14年には「世界で最も売れたインディーズゲーム」としてギネス世界記録に認定。23年には、世界売上本数が3億本を突破している。
映画の主人公は、少年時代からずっと“子ども立ち入り禁止”の採掘場で採掘することを夢見ていたスティーブ(ジャック・ブラック)。スティーブはマイクラの世界で水色のシャツを着たプレイヤーの初期デフォルトスキンとして知られ、劇中でも水色のシャツを着て登場する。大人になったスティーブは、憧れの採掘場で掘って掘って掘りまくった先で青く光る謎のポータルを発見。ポータルにはテレポート機能が備わっており、ポータルに触れたことで異世界へテレポートされてしまう。
目の前に広がっていたのは、自分が考えたモノをなんでも創造することができる不思議な世界“オーバーワールド”。木々、湖、砦岩、蜂、オオカミ、ブタ……何もかもが四角いブロック型の形状をしているこの世界では、指をポンと指すだけでブロックが創り出され、自由に組み合わせ“創造”することができる。
創作意欲を掻き立てられ、この世界を謳歌していたスティーブのもとに、彼と同じく謎のポータルに導かれ、お互い見ず知らずの4人組が現れる。「1989年の最強ゲーマー」を自称するピンクのジャケットを着たロン毛男ギャレット(ジェイソン・モモア)と、謎の少年(セバスチャン・ユージン・ハンセン)、若い女性(エマ・マイヤーズ)、異世界に驚きを隠せない女性(ダニエル・ブルックス)。4人はスティーブの案内により、なんでもアリの“オーバーワールド”の全貌を目にする。
スティーブが建てたと思われるチキン屋では、鳥にマグマをかけるだけで丸焼きチキンが出来上がり、気球に乗って武器を振りかざすブタの大軍や、夜になると現れる火の槍で攻撃してくるスケルトンやゾンビも登場。スティーブたちが大量の爆弾や工具が備えられたアイテム倉庫でブロック状の剣などの武器や防具を創造する様子もとらえられ、クラフト要素とアクション要素に期待が高まる。
「マインクラフト ザ・ムービー」は2025年ゴールデンウィークに全国公開。