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「世にも奇妙な物語」星新一作品を20年ぶりに映像化! 尾上松也「ああ祖国よ」でシリーズ初出演&初主演

映画.com 2024年11月21日 6時30分

 尾上松也が、「世にも奇妙な物語’24 冬の特別編」で、同シリーズ初出演にして初主演を務めることがわかった。主演を務めるのは、エピソードのひとつ「ああ祖国よ」。原作は、「ボッコちゃん」など数多くのSF作品を中心に生涯1000編を超える作品を執筆し、現在も国内外で人気を誇る“ショートショートの神様”・星新一の短編集「おみそれ社会」に収載されている同名小説。“奇妙”で星新一作品を映像化するのは、2004年放送の『殺し屋ですのよ』以来20年ぶりとなる。

 1990年4月にレギュラードラマとして放送を開始し、その後は特別編という形で、年に2度放送されている「世にも奇妙な物語」。「世にも奇妙な物語’24 冬の特別編」では、4つの奇妙な短編ドラマが放送される。エピソードのひとつとして、佐藤勝利(「timelesz」)が本人役として登場する「City Lives」がラインナップされている。

 松也が演じるのは、テレビ局で番組制作を手掛ける“私”。眠っていた“私”のもとに上役からの電話が鳴った。すると上役からアフリカの小国・パギジア共和国が突如として“我が国”に宣戦布告をし、小さな船が2隻で攻めてきているという。寝起きの“私”は理解が追いつかないまま上役の命令により特別報道番組の担当をすることになり…。この物語に松也は「“奇妙”の作品の中でも唯一無二の作品になっております!」と今までの“奇妙”とは一風変わった作品であるとコメントを寄せている。

 「世にも奇妙な物語’24 冬の特別編」は、フジテレビ系の土曜プレミアム枠で、12月14日の午後9時から放送。「ああ祖国よ」には、、津田寛治、Fenix D'Joanも出演。演出は植田泰史、脚本は相馬光が担当している。松也と髙丸雅隆(プロデューサー)のコメントは、以下の通り。

【尾上松也】

――「世にも奇妙な物語」初出演にして初主演の感想をお聞かせください。

とてもうれしかったです!子供の頃から家族で見ていた大好きな番組ですので出演させて頂けるのは光栄でした。

――星新一さん作品の台本を読まれてみていかがでしたか?

コミカルでありながら皮肉もたくさんあり、非常に不思議な世界観だとおもいました。僕のイメージの“奇妙”は、ホラー要素、ミステリー要素が強い作品が多い印象なのですが、本作は今までに無い独特な作品でありながらリアリティのある作品だとおもいます。

――この作品を演じられてみていかがでしたか?

本来起きている出来事からしたら切迫して緊張感のある状況になるはずですが、それがそうではないという内容になっている感覚を想像するのは難しくもあり楽しかったです。また、その辺が“奇妙”らしいなとおもいながら演じさせて頂きました。

――「私」というキャラクターの魅力はありますか?

周りは慌てている特殊な状況下の中でも冷静に過ごしている普通の人です。この番組の主人公といえば奇妙な世界に巻き込まれ気づいたら逃れられない状況になっていることが多いですが、“私”というキャラクターは誰よりもまともで俯瞰(ふかん)して物事を見ているようにおもえます。

――出演者の皆さんと共演されてみていかがでしたか?

とても楽しかったです!皆さんが面白く演じてくださっているので僕は普通の芝居をして違和感を出すことができました。

――本作の魅力をお聞かせください。

嘘のような話ですけど可能性はゼロではない話だなと思います。どんな小国が宣戦布告をしてもいいわけですから。その辺のリアリティを逆手にとった風刺を楽しみながら見て頂ければとおもいます!

――視聴者へメッセージをお願いします。

“奇妙”の作品の中でも唯一無二の作品になっております!クスクス笑いながら実際に起きたら自分ならどうしようと色々考えながら見て頂けたらうれしいです。是非ご覧下さい!

【髙丸雅隆(プロデューサー)】

 『世にも奇妙な物語』には30年以上関わっていますが、久々にプロデュースすることになり、原点回帰で原作を探していた時に、この作品が目に止まりました。50年以上前の作品ですが、現在に通用するテーマで、読んでいるうちにどうなっていくのだろうとワクワクが止まりませんでした。実は『世にも奇妙な物語』での映像化はなんと20年振りでした。国際情勢などは現在にアップデートされていますが久々の星新一ワールドをぜひ堪能してください。

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