世界的大ヒット作「ワンダー 君は太陽」から生まれた、もうひとつの物語「ホワイトバード はじまりのワンダー」の公開を記念し、1週間限定で「ワンダー 君は太陽」の再上映が決定した。11月29日から12月5日まで、東京・TOHOシネマズ シャンテで上映される。
「ワンダー 君は太陽」は、先天性疾患を抱え、顔にはたくさんの手術跡が残る10歳の少年オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)と家族の姿に心打たれる珠玉のヒューマンドラマ。彼を取り囲む人々の視点など、さまざまな角度から見えてくるドラマが描かれており、それぞれ違った個性を尊重し、思いやり、受け入れることの大切さを描いた感動作だ。
「ホワイトバード はじまりのワンダー」の主人公は、「ワンダー 君は太陽」でいじめっこだった少年ジュリアン(ブライス・ガイザー)と、ジュリアンのおばあちゃん・サラ(ヘレン・ミレン)。あれから6年、学校を退学となった自覚のない孫の行く先を心配したサラが希望に満ちた未来へ導くために、自ら封印していた“衝撃の過去”を告白する。
いじめた側の救済まで描かなければ、「ワンダー」の真の世界観は完結しないという作者R・J・パラシオの決意に胸を打たれ、製作された。
11月30日には、高校生の息子をもつ女優・プロデューサーのMEGUMIが登壇するトークショーが決定した。今年は第77回カンヌ国際映画祭で「JAPAN NIGHT」を主催したほか、ベストセラー美容本の著者として数多くの美容アワードを受賞しているMEGUMI。トークショーでは「ワンダー 君は太陽」から学ぶ子育て法、そして「ホワイトバード はじまりのワンダー」へと続く“ワンダー”シリーズの魅力を語る。
あわせて、「ホワイトバード はじまりのワンダー」の本編映像の一部が披露された。ジュリアンが起こしたいじめの一部始終を知るサラは、「あなたは(学校を自分から)やめていない、退学になったの。ある少年をいじめて」と現実を突きつける。
だが、ジュリアンは「あの経験で学んだのは人に深入りしないこと。意地悪も優しくもしない、ただ普通にする」と口にし、サラは胸を痛める。ジュリアンは祖母の少女時代について「本当は忘れたい?」と聞くと、サラは「ええ」と即答するが、「でも今は あなたのために話すべきね」と、過去を話すことを決意する。
「ワンダー 君は太陽」でジュリアンを演じたブライス・ガイザーは本作でも続投し、出演を決めた理由について、「僕は長い間マーク・フォースター監督の大ファンだったんだ。子どもの頃、家族で『ワールド・ウォーZ』をよく観ていた。グロテスクな映画だけど、彼の演出はとても素晴らしかった。だから、彼がこの映画の監督を務めると聞いて、即座にイエスと答えたよ。やろう!って」と語っている。
「ホワイトバード はじまりのワンダー」は12月6日から全国公開。