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横浜流星主演「正体」×ヨルシカ 逃亡を続ける主人公に寄り添う主題歌「太陽」コラボMV公開

映画.com 2024年11月25日 12時0分

 横浜流星と藤井道人監督が再タッグを組んだ「正体」と、「ヨルシカ」が手掛けた主題歌「太陽」のコラボレーションミュージックビデオ(https://youtu.be/enVYS2ZToTU)がお披露目された。

 本作は、染井為人氏による同名小説(光文社文庫刊)を映画化するもの。横浜は、日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けるも脱走する、指名手配犯の鏑木慶一を演じる。姿を変えながら、日本各地で潜伏して逃亡を続ける鏑木と出会うメインキャラクターを、吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈が演じ、鏑木を追う刑事役で山田孝之が出演。間一髪の逃走を繰り返す鏑木の343日間が描かれる。

 本編映像をふんだんに使用したMVは、死刑囚・鏑木(横浜)が刑務所から逃亡するシーンで幕を開ける。横浜は本作について「エモーショナルな人間ドラマ」と語り、「ワンシーン、ワンカット、妥協せず撮っている」と自信をにじませる。劇中では5つの顔を持つ孤独な逃亡犯として渾身の演技を披露し、常々「演じる」のではなく「(役を)生きる」と表現する横浜らしく、姿勢・仕草・声色・目線といった細やかな部分はもちろんのこと、纏う雰囲気まで一変させている。

 映像の後半では、凶悪な逃亡犯として指名手配される中で、沙耶香(吉岡)、和也(森本)、舞(山田杏奈)と出会い、ひと時の安らぎを感じる鏑木の姿が描かれるが、彼を追う刑事・又貫(山田孝之)をはじめとする捜査網が徐々に迫っていく。

 「ヨルシカ」が本作のために書き下ろした主題歌「太陽」は、逃亡を続ける鏑木に優しく寄り添うような歌詞となっており、陽の光を蝶の羽根に見立てて書かれた文学的な歌詞と、透明感のある歌声が作品の持つメッセージを静かに問いかける。横浜は「ヨルシカさんに引き受けてもらって、とても素敵な、ぴったりな、この作品に寄り添ってくれる歌を作ってくださって、歌ってくださって本当に感謝しています」とコメントしている。

 「正体」は、11月29日から全国公開。

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